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ヘタリア学園

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第八百十七話  怖いブラック

第八百十七話  怖いブラック
 四人目、ホクオウブラックは遂にこの人です。スウェーデンが黒い服を着て立っています。
「あはは、何か凄い似合ってますね」
「そか」
 その威圧感たっぷりのスウェーデンを見てフィンランドは苦笑いと愛想笑いを混ぜたとても不思議な笑いを出していますが当のスウェーデンはただ一言で応えるだけです。
「そだったらいい」
「そうですか。そうなんですね」
「それでブラックだが」
 唐突に自分の色に対して尋ねてきました。
「何すればいい?」
「まあこのチームのブラックはですね」
 フィンランドは彼に応えて述べます。ブラックといってもレンゴウブラックことフランス、バルトブラックことリトアニア、ラテンブラックことキューバと他にもいます。面白いことにチームごとにそのポジションが違います。この辺りは結構以上に面白いものがあります。
「力技担当でして」
「力技か」
「はい、突撃したりもしますし」
 流石牛だけはあるということです。
「ですからスウェーデンさんはいざって時の切り込み隊長ですね」
「わかった。じゃあ早速」
 何処からか剣や斧を出してきました。あのバイキングの馬鹿でかいものをです。
「倒す奴さ呼んでくれ」
「あの、やることは掃除ですから」
 そんなスウェーデンを今日も止めるフィンランドでした。やっぱりこの人は今一つ以上にわかりません。無表情というかとても怖い感じは黒い服のせいで余計に増しています。


第八百十七話   完


                                      2009・6・23
 
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