『Necessary』
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『死骸』
ふと蒼空を見上げ
遠くに小さな
半月が在ったけど
何も感じなかった
其れが何を示すのか
ふと足許を見ると
蝉の死骸を
分解して蟻が運んでた
生きるということは
こういうことだと思った
感情と本能
どうラインを引くのか
未だに掴めないけど
どんなに抗っても
無意味なことも在ると
大丈夫ちゃんと解ってる
無抵抗が生きる術なら
耐え抜くことが
生き抜く為ならば
今はそうしよう
いつ迄そうするのか
解らなくても
とりあえずは
蝉の死骸の如く...
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