夢幻水滸伝
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第二百九話 魔法学校の主からその八
「一騎打ちするわ」
「そうですか、では」
「これからフィリピンのテレサちゃんと話すで」
フィリピンの棟梁である彼女と、というのだ。
「それとリサール君ともな」
「そうしてですね」
「リーさん達にあたろうな」
「それでは」
カイも頷いた、そうしてだった。
二国は同盟を結んだ、浮島での同盟をm巣産んだ条約の調印が終わってからズーは官邸に帰ってカイに言った。
「これでな」
「まずですね」
「よしや」
こう言うのだった。
「これでな、しかしな」
「これで万事解決やないですね」
「むしろはじまったばかりや」
「日本の少年漫画みたいですね」
「ああ、日本の漫画でよお言うな」
「大きなことを成し遂げて」
そしてというのだ。
「これで終わりか」
「いや、はじまったばかりやってな」
「言いますね」
「そやな」
「それで、です」
「あたくし様達もやな」
「同盟は大きなことですが」
それでもというのだ。
「これで終わりやなくて」
「むしろな」
「これからですね」
「どうするかや、オセアニアの方にも使者は送ったし」
「あちらとも同盟を結んで」
「国家連合にあたろうな、多分な」
ズーはカイにお茶を飲みながら話した、お茶は薬膳茶で普通のお茶とはまた味が違うが独特の味わいがある。
「リーさん達今度はこっちにな」
「兵を向けてきますね」
「そしてご自身もな」
星の者達自身もというのだ。
「攻めてくるで」
「やはりそうなりますね」
「それにどう向かうか」
「それで、ですね」
「戦に備えてな、あたくし様達もな」
「出陣しますね」
「そうするで」
カイにも薬膳茶を出した、そして共にそのお茶を飲みながら述べた。
「そして戦するにしてもな」
「すぐに終わらせますね」
「そして意地をな」
これをというのだ。
「見せるで」
「そうしますね」
「ほんまにな」
「やられたままではですね」
「こっちも癪やしな」
「やられたらやり返せ」
「それがどんな大国でもな」
具体的に言うとこの世界でもアメリカや中国である、だが今ズーの頭の中にもカイのそこにもフランスはなかった。
「やったるんや」
「そして国内に攻め込んできたら」
「返り討ちや」
そうするというのだ。
「その場合はな」
「国土に入ることは許しませんね」
「絶対にな」
まさにというのだ。
「そうするで」
「それがベトナムの意地ですね」
「特にな」
「ベトナムの女性ですね」
「痴話喧嘩でも絶対にやり返す」
まさにというのだ。
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