八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第三百二十六話 歯は大事その二
「ルイ十四世はそうなったんだ」
「歯を全部抜いて」
「一本もなくなってね」
「物凄く苦労したのね」
「慢性的な下痢でしょっちゅうおトイレの世話になっていたらしいよ」
それで会議にも出ていたのだ。
「口臭も酷くてね」
「周りも大変ね」
「我慢しながら接していたらしいよ」
何でもおトイレに間に合わないことも多かったそうだしそちらでも酷い匂いがする破目になっていたらしい。
「だからこのお医者さんはね」
「最悪ね」
「よくこんなこと言ったよ」
歯が万病の元とかだ。
「机上の空論にしても」
「度が過ぎてるわね」
「幾ら何でもね」
「そうよね」
「やっぱり歯はないとね」
本当にこう思う。
「理想は死ぬまで全部ね」
「あるべきね」
「だからこそお餅も食べられるよ」
今食べているそれもだ。
「美味しくね」
「というか本当にね」
「お餅は噛まないとね」
「食べられないわ」
「だから歯はね」
「大事にして」
「そしてね」
そのうえでだ。
「出来るだけなくさない様にすることだよ」
「そうよね」
「歯を磨いて」
お口の中を清潔にすることは絶対でだ。
「健康な生活もね」
「していくことね」
「不摂生な生活をしても」
それでもだ。
「やっぱりね」
「歯に悪いわね」
「うん、歯が抜けるのはね」
「生活がよくなくても」
「不摂生だとね」
「歯が抜けて」
「余計に悪くなるから」
その生活がだ。
「だからね」
「ちゃんとなのね」
「規則正しい生活もしないと」
「駄目ってことね」
「間違っても覚醒剤なんかしたら」
今もこの最悪の毒の一つを連想した、麻薬自体が危ないけれど覚醒剤はその中でもとりわけ危ないと思う。
「歯もボロボロになるから」
「身体全体がボロボロになって」
「骨もそうなるからね」
それこそ死んで火葬にして灰にしかならない位にだ。
「だからね」
「歯も骨だから」
「そうなるよ」
「本当にとんでもないのね、覚醒剤は」
「筋肉も髪の毛もそうなって」
神経もだ、それで幻覚や幻聴にも襲われる。
「そうしてね」
「骨もそうなって」
「そしてね」
そのうえでだ。
「歯もボロボロになるから」
「食べることにも支障が出るのね」
「覚醒剤やったヤクザ屋さんがいてね」
それも親分とか大幹部になる様な人がだったらしい。
ページ上へ戻る