八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百二十四話 総帥さんその六
「その結果を出せと言っていた人にね」
「追い抜かれるわね」
「そうなるよ」
「それで終わりね」
「うん、そんな人にはなりたくないよ」
僕としてはだ。
「絶対にね」
「結果だけを見て努力を見ない人は」
「政治家でもね」
「結果が全ての世界っていうわね」
「どう国益をもたらすかね」
「そうした世界よね」
「けれど結果を出すまでにもね」
政治家の人達についてもだ。
「努力しないとね」
「どうしようもないわね」
「うん、野党の人なんてね」
その人達はだ。
「何の努力もしてないよね」
「国会でもね」
「もう政策なんか出さないで」
政治家はそれを出すものなのにだ。
「スキャンダルとか文句ばかりで」
「他は何もないわね」
「そんなのだからだよ」
「あの人達はああなのね」
「支持もないんだよ」
「そうよね」
「政権を獲得したいなら」
そう思うならだ。
「努力しないとね」
「勉強して」
「政策とかね、それでちゃんと出さないと」
それこそだ。
「よくならないよ」
「支持も得られないわね」
「何も努力していない人は」
もうそれこそだ。
「政治家でもね」
「ああなるわね」
「そうだよ、やっぱり努力して」
「それでこそね」
「人はよくなるよ、能力だけじゃなくて」
「人格もね」
「だから畑中さんは凄いんだよ」
今も餅つきに励んでおられる。
「今も若い人顔負けに動けて」
「お人柄もいいのね」
「そうだよ、畑中さんそしてね」
僕はもう一人のお顔を思い出して話した。
「総帥さんもね」
「あの人もなのね」
「凄く努力されてるから」
「立派な人なのよね」
「まさに世界的なグループの総帥さんに相応しいよ」
こう言っていいまでの方だ。
「本当にね」
「そうなのね」
「うん、それで総帥さんもね」
その人もだ、僕達八条家の主でもあられる方だ。
「毎年参加されてるんだ」
「お餅つきに」
「そうなんだ」
「毎年なの」
「ご高齢でもね」
それでもだ。
「今もなんだ」
「お餅つかれてるのね」
「畑中さんと一緒でね」
「そうなのね」
「だからね」
「総帥さんが来られたら」
「その時は見ようね」
総帥さんのお餅つきをだ。
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