ドリトル先生と幸せになる犬
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第二幕その六
「やっぱりね」
「何か色々あるね」
「トイプードルについても」
「色々知っておくことがあるのね」
「うん、そこはね」
何といってもというのです。
「家族に迎えるならだよ」
「よく知ること」
「そのうえで迎える」
「そしてちゃんと育てる」
「そのことが大事ね」
「家族のことはよく知らないとね」
それこそというのです。
「一緒にいられないよ」
「先生もそうだしね」
「私達のことよく知ってくれてるし」
「そのうえで一緒にいてくれてるし」
「僕達だって先生のことよく知ってるし」
「そういうことだね」
「そうだよ」
まさにという返事でした。
「だからね」
「それでだね」
「お互いのことをよく知る」
「それが大事だね」
「知らなかったら知っていく」
「そうして一緒に暮らす」
「それが家族だね」
先生は皆に言いました。
「そうだね」
「まさにそうだね」
「先生の言う通りだよ」
「それも一生一緒にいる」
「そうあるべきだよ」
「家族ならね」
「家族になったら」
先生は皆にこうも言いました。
「それが生きものの種類が違っても血がつながっていなくてもね」
「家族だったらね」
「家族に迎えたら」
「それならね」
「お互いのことを知って」
「そして大事にしあう」
「愛情も持って」
先生は確かな声で言いました。
「そして一生だよ」
「ずっとね」
「一緒にいないとね」
「間違っても捨てない」
「飼育放棄しないことだね」
「育児放棄だってね」
「介護もね」
皆も言いました。
「ちゃんとしないと」
「自分で出来ないとそうしたお仕事の人もいるし」
「ちゃんとしないとね」
「家族ならね」
「捨てたり無視とかね」
「絶対によくないよ」
「僕はそう思うよ」
絶対にという口調での言葉でした。
「ペットといってもね、僕はペットという言葉はあまり使わないけれど」
「先生は生きものは皆同じと思ってるからね」
「他の生きものともお話が出来るし」
「だからだよね」
「家族と言って」
「ペットとはあまり言わないね」
「そうした考えなんだ」
こう皆にお話しました。
「僕はね」
「そうだよね」
「それじゃあだね」
「先生はこれからもだね」
「そうした考えでいくね」
「そうだよ、それとね」
さらに言う先生でした。
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