ドリトル先生と幸せになる犬
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第一幕その六
「そうであるには」
「裏に事情があるんだ」
「そういうことだね」
「あと一度家族に迎えたら」
それならとです、先生はさらにお話しました。
「やっぱり最後までね」
「一緒にいるべきですね」
「捨てるのは絶対に駄目だよ」
先生はトミーにお話しました。
「絶対に」
「そうですよね」
「それは人として許されないことだよ」
「絶対に」
「そう、だからね」
それでというのです。
「そんなことはね」
「してはいけないですね」
「誰でもね」
それこそというのです。
「これはどの国にもあるね」
「酷いことに」
「そして日本でもね」
「そしてそんなことはですね」
「許してはいけないよ」
何があってもというのです。
「家族を捨てるなんて」
「全くだね」
「どの国にもそんな人がいるね」
「悲しいことに」
「そんなことする人誰にもそうするね」
「自分の勝手でね」
「ペットを捨てる人は人間も捨てるよ」
先生は悲しいお顔で言いました。
「普通にね」
「そうするんだ」
「そんな人は」
「自分の勝手で人間も捨てるんだ」
「そうするんだね」
「だって生きものを捨てるってことは命を捨てることだよ」
そうすることだというのです。
「それならね」
「人間の命もなんだ」
「自分勝手に捨てるんだ」
「そんなこともするんだ」
「法律に触れて犯罪者にならない様に気を付けても」
それでもというのです。
「人にもそうするよ」
「自分の子供でもかな」
「友達でもそうするのかな」
「親兄弟でも」
「それでも」
「ペットは家族だよ」
このことから答える先生でした。
「家族を平気で捨てて後は死んでも殺されてもいいとかだと」
「うわ、そんな人なら」
「そう聞いたら答え出たわ」
「そんな人自分の子供でも切り捨てるよ」
「友達でもね」
「そして親兄弟でも」
「そう、自分だけの人だから」
そうした人はというのです。
「もう平気でね」
「自分都合で人を捨てる」
「そして自分だけがいい」
「そんな人なんだ」
「こんな人は信じたら」
そうすればというのです。
「本当に駄目だよ」
「裏切るから」
「それでだね」
「そうしてくるから」
「自分勝手に」
「自分に何か不都合があったら」
その時はというのです。
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