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ドリトル先生と幸せになる犬

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第一幕その五

「日本では普通にね」
「行われていますね」
「合法的に」
「アメリカやイギリスとかね」
「ドイツでもですね」
「多くの国では行われていないけれど」
「日本ではですね」
「行われていてね」
 そしてというのです。
「それでね」
「ペットショップでも売られていますね」
「多くの生きものがね」
「そうなっていて」
「そしてね」
 それでというのです。
「色々問題もね」
「あるんですね」
「どんなことにも表と裏があってね」
「悪いこともですね」
「あってね」
「生きものがお店で売られているのは」
「商品としてそうなっているからには」
 それならというのです。
「やっぱりね」
「それだけの裏がありますね」
「僕も話したくない位にね」
「酷いいんですね」
「一言で言うとどんな生きものにも命があるんだ」
 先生はこのことは強く言いました。
「そうだね」
「そう、先生いつも言ってるね」
「そのことはね」
「どんな生きものにも命がある」
「そのことは忘れたらいけないって」
「命はどれも大切だって」
「そうだよ、だから食べる時もね」
 先生は動物の皆に再びお話しました。
「その時もだよ」
「命に感謝する」
「命を貰って生きるから」
「それがどんな生きものでも」
「そうしないと駄目だって」
「これは植物でも同じなんだ」
 動物だけでなくです。
「やっぱり命があるからね」
「大事にしないといけない」
「だから無闇に商品として扱っていいか」
「それが問題だね」
「売るにしても」
 それでもというのです。
「命があることはね」
「忘れたらいけないね」
「若しそれを忘れたら」
「その時点で駄目だね」
「犬にしても猫にしても」
「どんな生きものでも」
「うん、だから日本のペット業界はね」 
 どうしてもというのです。
「僕も知ってるけれどお話したくない」
「そんな事情があるんだね」
「裏側に」
「そうなのね」
「そうなんだ」
 これがというのです。
「このことは何とかしていくべきだね」
「日本も色々あって」
 王子も深刻なお顔で言いました。
「そしてだね」
「ペット業界にもね」
「裏側があって」
「それはとても酷いものなんだ」
「先生がお話したくない位に」
「そこまでのものがね」
「ペットショップに行ったら簡単に買えるけれど」
 そのペット達がです。 
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