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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第三百二十二話 部活も終わってその八

「あそこはあれが宗教だよ」
「無神論は宗教否定するわね」
「だから共産主義も宗教弾圧したんだ」
 特にポルポト派が酷かった。
「そうしたんだ」
「そうよね」
「マルクスが元々そうで」
 この人が無神論者だったことからこれははじまっている。
「それでね」
「宗教も否定しているわね」
「それで宗教を否定していても」
「北朝鮮のあれはいいのね」
「主体思想っていうけれど」
 俗にだ。
「けれどね」
「その主体思想は宗教ね」
「あの一家を神様としたね」
「それでその主体思想は」
「いいんだ」
 宗教は駄目でだ。
「そうしたこと言うんだ」
「カルト教団みたいね」
「というかそれになってると思うよ」
 みたいじゃなくてだ。
「もうね」
「それで個人崇拝しているわね」
「個人崇拝で世襲だから」
「それでもそっちはいいのね」
「日本の皇室は駄目で」
「無茶苦茶ね」
「だから言われるんだよ」
 文字通り子供にすらだ。
「そうした人達はアホだってね」
「実際そうよね」
「うん、そうした人を見ていると」
「無神論は駄目ね」
「というか生きていれば感じないかな」
 僕が不思議に思うことの一つだ。
「生きているとね、神様の存在を」
「常識では考えられないことがあって」
「うん、偶然にしてはとか」
「神様の配剤ね」
「特に人と人の出会いはね」
 これは特にだ。
「これは本当にね」
「神様がいないとってことあるわね」
「香織さんもそう思うよね」
「だから義和と出会えて」
 香織さんは僕に笑って話してくれた。
「八条荘の皆ともね」
「会えたんだ」
「私会えてよかったわ」
「僕と。そして八条荘の人達と」
「本当にね」
 まさにというのだ。
「そうなってよかったわ」
「そしてその出会いがなんだ」
「神様の配剤ってね」
 その様にというのだ。
「思ってるわ」
「そうなんだ」
「ええ、自然のことだって」
「ああ、それぞれ神様が司っているね」
「火のことも水のことも」
「大洋のことも月のことも」
「全部ね」
 まさに自然のこと全てがというのだ。
「ひいてはこの世のこと全般が」
「神様がいて」
「動かしてるってね」
「香織さんは思うんだ」
「ええ」
 実際にというのだ。 
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