夢幻水滸伝
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第二百五話 タイの参加その九
「あっちにも神星がおってな」
「それで、他にもですね」
「星のモンが何人もおる」
そうなってるというのだ。
「そやからな」
「結構以上の勢力ですね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「あちらともな」
「ほなやがては」
「戦になるかもな」
オセアニアともというのだ。
「そしてその時はな」
「どうするかですね」
「そや、戦になれば」
「その時は」
「海での戦になる」
こう言うのだった。
「その時は」
「そうですか」
「水軍は今も結構なもんやが」
「より増強しますか」
「そうするで」
こうティンに話した。
「これからは」
「陸軍もそうで」
「そして空船もな」
この兵器もというのだ。
「そうしていくで」
「わかりました」
ティンはリーのその言葉に頷いた。
「これからは」
「軍隊も整えてへんとな」
「戦をするにあたって」
「そうせなあかんからな」
「この世界の危機にも向かえるかも知れませんし」
「その危機が何か」
自分達はその危機からこの世界を救う為に存在している、リーはそのことについても考えながら述べた。
「まだわからんがな」
「それでもですね」
「他の世界とか星から攻めて来る」
「侵略ですね」
「それがこの世界を襲う危機やとな」
「軍が必要ですね」
「強い軍がな、そうやからな」
それ故にというのだ。
「軍はな」
「整えておきますか」
「これからもな」
「そうして戦が起こっても戦って」
「世界の危機にもな」
「向かう」
「そやから軍は必要ですね」
アユも言ってきた。
「絶対に」
「そや、しかし思うことはな」
ここでリーはこうも言った。
「幾ら調べても神託を聞いてもな」
「それでもですね」
「全くわからん、他の星の連中もな」
「掴めてへんですね」
「そや」
これがというのだ。
「どうもな」
「危機といっても」
「それが具体的にどんなものかわからんとな」
「対応が取れへんですね」
「どうしようもない」
「ほんまにそうですね」
「日本の神星で巫女がおるやろ」
リーはまた飲んだ、強いインドネシアの地酒を飲んでそうしてそのうえで酒が胃から身体全体に及ぶのを感じつつ述べた。
「紫ちゃんな」
「あの人ですね」
「あの娘も神託を窺ってな」
「その世界の危機について聞いておられますか」
「巫女としてな」
神の声を聞いてというのだ。
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