ライブジャスティスシリーズ
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早田スペリオル/全軍出撃
天宮市の山中、地面すら揺らす地響きと同時に山の中心から巨大なアームが土を握る。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!
山すら越える巨体を地上へと持ち上げ、赤い閃光の眼差しと共に起き上がり、その姿を現した。
大地の王、次元破壊兵器、グランドキングである。
グランドキング「グギャアアアアアア!!」
巨大なその足で街を踏み潰し、胴体に縦型ジェネレーターから赤熱消滅光線を放った。
キイイィィィィィ!!
ビイィィィィィィィ!!
ドガアアアアアアアアアアアア!!
光線は街に直撃し、一瞬にして炎の海へと街を変える。
燃え上がる炎の中で赤い瞳と悍ましい姿が、ゆらゆらと写っていた。
早田「これが、グランドキング……」
響「街を一瞬……」
モニターでその姿を見たライブジャスティス、彼らはアスガルド・エレクトロニクスの地下施設で出撃の準備を行っていた。
???「やあ、こうして会うのは初めましてだね。異界の英雄方」
総二「貴方は?」
琴里「紹介するわ、ラタトスクの創始者。エリオット・ボールドウィン・ウッドマン卿よ」
虎徹「貴方が創始者の、お世話になってます」
ウッドマン「お世話になっているのはこちらの方だよ、この先の戦いは凄く辛い物になる。そのために出来る限りの事をさせてもらったよ」
琴里「ウッドマン卿、まさか?」
すると突如として上空から何隻もの空中母艦がやって来る。
琴里「あれは!!」
そして通信回線から顔を出したのは
???「愛しき、五河司令~。ご無事で~」
琴里「よりによってあんたら戻って来たのね、神無月とバカご一行」
神無月「おお、そのなじる様なお言葉、心に染み渡ります」
琴里「ウッドマン卿と仲良く身を隠せとは言った物の、でも助かるわ。ありがとう」
神無月「生きるも死ぬも一蓮托生、地獄の果てまで追いかけますよ!!」
琴里「あんた等と死ぬのは論外だけど」
そして
愛香「最終調整、全員終わりました」
フラクシナス前に集ったヒーローたち。
彼らの前で、五河士道は告げる。
士道「この戦いで、これまで失った物、得た物は多い。俺達はこの悪しき野望を撃ち砕く為、共にフラクシナスで戦いを共にした。この世界の最後の希望だ。全員生きて、元の世界に帰るまで、信じて戦い続ける。俺達の戦争を始めよう。
ライブジャスティス、レディーー」
全員が拳でアッパーをかけて、叫ぶ。
全員「アクション!!」
そして激戦の地へと、フラクシナスに乗って向かう。
7隻の戦艦はグランドキングと対峙する。
その様子を一人、デウス・エクス・マキナ本社から見つめる、アイザックと四天王。
エースキラー「これは面白い、死に戦だな」
カリオストロ(あーしの生み出した特殊メタル、これを突破できるのは不可能。シンフォギア装者はどう戦うのかしらね)
グランドキングを前に先制攻撃を仕掛けたのは……
エース「お前みたいなロボットはスクラップだ!!」
サイクロン「いざ、参る!!」
バーチカルギロチンと刀で二人は腕に攻撃を仕掛ける。
エース「こいつ、硬くてブレードが届かない!!」
ジャック「剣じゃなくて、拳だろうが!!」
バイソン「ぶっ壊してやる!!」
グランドキングを殴りつけるジャックとバイソン。
グランドキング「ギシャアアアアア!!」
するとグランドキングは叫びと同時に次元を展開し、周囲に巨大な落雷を落とす。
エース「うわあああああ!!」
落雷により、2隻の戦艦を陥落し、地上に座礁する。
琴里「残る戦艦に告ぐ、最大砲撃で相手してやりなさい」
その瞬間、5隻の戦艦は大量のミサイル兵器を展開する。
それに従うようにクリスとテイルイエロー、狂三と八舞姉妹が並び立つ。
狂三「さあ、パーティーといきましょう!!」
クリス「ありったけ、ぶち込んでやらぁ!!」
イエロー「まとめて吹き飛ばしますわ!!」
耶倶矢「最大の絶望をお前に与えよう、覚悟は良いか?」
夕弦「共感、絶望的な一撃で与えましょう」
ヴォルテックスブラスター、イチイバル、刻々帝、颶風騎士と戦艦のミサイルがグランドキングに集中砲火で攻撃する。
タロウ「突破口は俺が開ける!!」
ブルーローズ「行くわよ、タロウ!!」
タロウがウルトラダイナマイトで特攻し、グランドキングの左胸ににヒビが入る。
立て続けにブルーローズが氷の槍をグランドキングのヒビに叩きつける。
ジェイク「おいなんだ?あの金属壊れないんじゃなかったのか?」
カリオストロ「あの金属は耐えて840度、恐らくタロウの炎はそれ以上みたいね」
そしてグランドキングは胴体のジェネレーターで赤熱消滅光線を放とうとする。
テイルブルー「させる訳ないでしょ!!」
翼「加勢する」
ウェイブランスでヒビの箇所を攻撃する、同時にバーナビーとウルトラセブンが頭部に向かい、赤いメインカメラを攻撃する。
グランドキング「グルアアアア!!」
次元を展開し、攻撃を行うその瞬間。
フラクシナスから四糸乃が飛び降りる。
四糸乃「皆を守って、よしのん!!」
よしのん「任せちゃって☆、氷結傀儡!!」
巨大なウサギを召喚して、前線に立つ四糸乃。それに呼応するかのように七罪、六喰が並び立つ。
七罪「攻撃は全て私が打ち消す」
六喰「主様からの命令じゃ、ここから先は通さぬ!!」
グランドキングは3人に狙いを定め、左手のペンチからガトリングガンを取り出し、攻撃する。
全身が焼け焦げても尚、堅牢な動きで周囲を破壊していく。
七罪「贋造魔女!!」
弾を全て飴玉に変え、攻撃を無力化し。
六喰「封解主!!開」
ゲートを開き、攻撃を飲み込む。
六喰「今の内じゃ」
四糸乃「全部、凍らせて」
よしのん「大きいの行っちゃうよ~」
よしのんが冷凍弾を口で精製し、グランドキングにめがけて発射する。
全身をその冷気で、全身を凍らせる。
グランドキングはそれすら、容易く砕いてしまうが、狙いはそれだった。
七罪「これで、グランドキングの金属は壊れやすくなる。今がチャンスよ」
真那「これなら怖くねえです、思う存分壊しますよ」
折紙「散々手間取らせてくれた礼をしっかり返してあげるわ」
折紙と真那はグランドキングの腕のパーツを攻撃する。
グランドキング「ガアアアア!!」
再び次元を開き、今度は巨大な隕石を次々と落としていく。
折紙「そう、上手くはいかないみたいね」
真那「でも結果オーライでいやがりますよ」
グランドキングは右腕のペンチが軋み、大きな音と共に可動部が破損、動きが止まる。
十香「てえええいやああああ!!」
好機と見た十香は鏖殺公でグランドキングのペンチを大きな斬撃で斬り落とす。十香はグランドキングの全身に大きな切傷をつけ、叫ぶ。
十香「二亜、検索は終わったか」
二亜「検索完了、弱点は胸部の真ん中。そこからレイオニクスエネルギーを循環させる血管とメインエンジンが一緒にある。胸部の中心を集中的に攻撃して!!」
士道「わかった」
士道は響、テイルレッド、ワイルドタイガー、ウルトラマンと共に、グランドキングと対峙する。
士道「いくぞ!!」
「アドヴァンスゼロシステム、タイプワン!!」
ブレスレットが変形し、ゴーグルになると士道はそれを装着し、スーツを身に纏う。
全身がウルトラマンスーツになった士道は鏖殺公を召喚した。
「ウルトラマンスーツ、verゼロ」
士道「俺は、ゼロ。ウルトラマンゼロだ!!」
グランドキング「グアアアアアア!!」
士道は静かにグランドキングに指を刺す。
士道「俺に勝とうなんざ、二万年早いぜ!!」
新たな力、その力は希望の力か、絶望の力か。
最強の力が今目覚める。
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