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夢幻水滸伝

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第二百話 インドネシア統一の為にその六

「正直足りん」
「そうですか」
「そやからまだ金は必要や」
「旗揚げしよう思ったら」
「そうや」
「ほなです」
 アユはロシティーのその話を聞いて言った。
「稼げばええですわ」
「そういうことやな」
「はい、具体的には冒険に出て」
「それでクエストで稼ぐか」
「モンスター倒したりお宝手に入れたりして」
 そうしてというのだ。
「やっていきますか」
「まずはそれか」
「それで得たお金で人を雇って」
「旗揚げか」
「そうしていきますか」
「そう考えてるわ。やっぱりな」
 ロシティーはさらに話した。
「まずはお金や」
「お金があることですね」
「そやからな」
「まずはお金を貯めますね」
「そうしよな、ダンジョンに入ってお宝を得るのもええし」
 冒険を行ってというのだ。
「あとわいも街で演奏したらな」
「それでお金が入りますね」
「それだけでな、兎に角まずはお金や」
「それを手に入れて」
「そこから人を雇ってな」
「一角の勢力になって」
「旗揚げや、そしてまずはジャカルタとその近辺を手に入れて」
 そうしてというのだ。
「そこからインドネシアを統一していくで」
「中々長い道のりになりそうですね」
「お金を貯めんとあかんからな、それも一角の勢力になろうと思ったら」
 それだけの金を用意することを考えると、というのだ。
「やっぱりな」
「かなりのお金が必要ですね」
「そやからまずは頑張るで」
 金を手に入れることをというのだ、そうしてだった。
 ロシティーはアユと共に金を手に入れていっていた、二人で冒険者となって様々な依頼を受けてだった。
 モンスターや賊を退治しダンジョンを探索し宝を手に入れていっていた、特に巨人が出ると真っ先にだった。
 倒していき金も手に入れた、巨人を倒した時に出る莫大な金も手に入れていき二人は冒険者としては巨万の富を手に入れた。
 ここでロシティーはアユに話した。
「ほなこの金でや」
「人を雇いますか」
「いや、思った以上に金が入ったからな」
 それでというのだ。
「ジャカルタの近くのそれなりの村に行って」
「そうしてですか」
「そしてその村を丸ごと買って」
「その村を領地にしますか」
「そうしよか」 
 こうアユに提案した。
「ここは」
「そうですか、ほな」
「そや、人口は少なくてもええ」
 その手に入れる村はというのだ。
「旗揚げが大事や、旗揚げをしてな」
「そうしてですか」
「わい等が出て来たことをな」
「星の人達が」
「喧伝する、そうしたら一気に勢力が拡大出来る」
「そやからですね」
「そや、これからはな」
 アユにさらに言った、酒場で酒を飲みつつ話した。
「これはという村を見付けて」
「まずはですね」
「村を買う、それでその村を最初の拠点にして旗揚げや」
 それを行うというのだ。 
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