ライブジャスティスシリーズ
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立花ハーモニクス/絶唱バトル・スパーキング!!
世界召喚からしばらく経ち、徐々にヒーローたちが分かり合えた頃。
アスガルド・エレクトロニクスの研究施設で新型ウルトラマンスーツの開発が行われていた。
ステージ上で一人、アンドロイドと対峙する士道の腕には六角のブレスレットが装備されており、士道はそのブレスレットを起動させる。
士道「アドヴァンスゼロシステム、タイプワン!!」
するとブレスレットが変形し、バイザー型デバイスに変化すると士道はそれを手に取り、顔に装着した。
身体を装甲が覆い、ウルトラマンへと変化していくが……
士道「ぐ、があああ……」
突然士道が苦しみだし、アーマーが消えていく。
すぐにチームが駆けつけ、士道に安定剤を飲ませる。
エルフナイン「大丈夫ですか?」
士道「霊力の暴走する感覚が普通じゃない、まるで抑えられない力を無理矢理制御してるみたいだ」
斎藤「まだまだ改良の余地がありそうです」
すると背後から心に響くような歌声が聞こえ、士道の身体を癒していく。
現れたのは誘宵美九だった。
士道は立ち上がり、二人を退出させると話し出す。
美九「ダーリンは自分はの身体を大事にしてください、ただでさえ無茶が多いんですから」
士道「ありがとう、でも大丈夫、こんなぐらいじゃまだ死にはしないさ」
美九「一度背後から斬られて死にかけてた記憶忘れてません?」
士道「まあ、あの時はあの時だし……」
美九「破軍歌姫の能力もタダじゃないんですからね」
士道「わかってるよ、天使使うだけでも相当負荷がかかってるんだから」
美九「フェザー無しで天使を使うのは厳禁ですからね、わ・か・り・ま・し・た?」
士道「はい、わかりました……」
士道は美九の圧力に少しビビっていた。
ウィーンウィーン!!
士道「警報音!!」
警報と共にトゥアールのアナウンスが入る。
トゥアール「エマージェンシー、アスガルド・エレクトロニクスに向かって怪人軍団が迫ってきています。至急装備を整えて緊急出撃してください!!」
美九「お出ましの様ですね、ダーリン、出撃ですよ」
士道「転送装置、起動!!」
怪人襲撃の最前線に転移した先では愛香と響の二人が並んでいた。
愛香「上等じゃない、やるよ!!」
響「基地には一歩も近付けない!!」
二人はデバイスを取り出し、変身する。
愛香「テイルオン!!」
響「Balwisyall nescell gungnir tron」
響はガングニール、愛香は水のテイルギアを纏い、前線にダイブする。
士道「下がってろ、美九、背中は預ける」
美九「行ってらっしゃい、ダーリン」
美九は背後からパイプオルガン型の天使、破軍歌姫を召喚し、能力を発動する。
美九「破軍歌姫、行進曲」
目の前に展開された鍵盤を弾き、奏でた音が士道たちの力になっていく。
美九「皆さん、私の能力が発動してる間は身体能力が強化されています。ダメージまではカバー出来ませんが戦闘に支障が起きないので思う存分戦ってください」
テイルブルー「なら暴れさせてもらうわ!!」
怪人軍団にやり一つで立ち向かうテイルブルー。
すると士道は贋造魔女を召喚しすると大きな炎を噴き上げる。
テイルブルー「あれって!!」
士道「贋造魔女、ブレイザーブレイド!!」
士道は贋造魔女でテイルレッドの武器、ブレイザーブレイドを複製し、怪人軍団に炎の斬撃を食らわせる。
モニタールーム
トゥアール「ブレイザーブレイド複製するなんて私聞いてないんですけどおおおおおお!!!!!!」
響「そこの怪人、私の歌を聞けええええええ!!」
響は怪人軍団に特攻し、歌い始める。
響・歌「一番槍の拳、一直線の拳、Gan gan 進め!!Gan gan歌え!!撃槍ジャスティス!!」
歌と共に怪人軍団を殲滅させていく響、そして士道はブレイザーブレイドを投げ捨て、天使を召喚する。
士道「氷結傀儡!!」
背後から氷の槍を生成し、それを手に怪人軍団に激突していく。
士道「潰れろおおおお!!」
響・歌「突っ走れ、例え声が枯れても、突っ走れこの胸の歌だけは絶ッ対絶やさなああああい!!」
怪人軍団が倒れゆく中、最後に残った司令塔。
黒いエースロイドが姿を現す。
士道はここぞと言わんばかりに弓型の天使を召喚する。
士道「颶風騎士!!」
テイルブルー「エグゼキュートウェイブ!!」
響「これで終わりだああああ!!」
総攻撃が黒いエースロイドに当たる。
響「一撃必愛、ぶん守れ、愛は負けない。全力ぐっと全開ぐっと、踏ん張れ鼓動よ」
黒いエースロイドの装甲にヒビが入り、ダメージが強くなっていく。
響・歌「熱きハート、翔けるハート、ジャッジした空を、ブっ飛べえええええ!!」
歌の終わりと同時に黒いエースロイドは粉々になり、怪人軍団全てが討伐された。
戦いが終わり、響と士道は拳を合わせて本拠地へと戻った。
フラクシナス帰還後
ジャック「出撃ご苦労さん、響ちゃん」
アントニオ「ほらよ、冷凍ポテト丸ごとやるから少し休め」
響「ありがとう、もうお腹ぺこぺこだよ~」
そんな響を見つめながら、鳶一折紙は謎の何かを煮出した飲み物を響の机に置いた。
折紙「お疲れ様、疲労回復用に調合したから飲んで」
響「それならいただきまーす」
士道「響!!それはやめ……」
士道の制止虚しく折紙の手作りドリンクを飲んだ響は……
響「ナニコレ!!すっごく美味しい!!」
折紙「良かった、少し甘めに作っておいたから」
士道(本当に何使ったんだ?あれ?)
逆に怖い、そう思わざるを得ない士道であった。
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