八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第三百十一話 クリスマスだからこそその三
「汗をかかれていますね」
「はい、そうしてです」
僕は畑中さんに答えた。
「昨日のお酒を抜いています」
「左様ですね、私もです」
「畑中さんもですか」
「飲みましたので」
それでというのだ。
「今朝も鍛錬をしまして」
「それで、ですか」
「その後でこうして」
「お風呂に入られて」
「身体を清め」
そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「お酒を抜かれていますか」
「そうしています、そして」
畑中さんは僕にさらにお話してくれた。
「鍛錬の後のです」
「身体にかかった負担もですね」
「取り除いています」
「やっぱり激しい運動をしますと」
それも十一キロの木刀を千回も二千回も振ってスクワットも同じだけするとだ。
「身体にかなり負担がかかってますね」
「そうです、何かとです」
「関節とか筋肉とか」
「かなりの負担がかかっていますので」
それでというのだ。
「それを癒す為にです」
「お風呂に入られますね」
「温め冷やし」
「それを繰り返して」
「身体を癒します」
「それで肩とか腰とか」
「膝やアキレス腱もです」
そうしたところもというのだ。
「しっかりとです」
「癒してですね」
「また次の日励むのです」
「そうされているんですね」
「スポーツ選手がどうしてマッサージが重要か」
畑中さんは僕にこのことも話してくれた。
「身体を癒す為です」
「その為ですね」
「そうです、ですから」
それでというのだ。
「私は毎朝入っています」
「それで鍛錬の身体を癒して」
「また明日です」
「鍛錬も身体を大事にしないと出来ないですね」
「そうです、身体を大事にしないと」
その時はというのだ。
「何かを長く出来ないです」
「やっぱりそうですよね」
「お酒も過ぎますと」
「よくないですしね」
「はい、そしてお風呂なりマッサージなりで」
「身体をほぐしたり癒しておかないと」
「何も出来なくなります」
そうなるというのだ。
「その時は。漫画家さんもです」
「ああ、寝たり運動もして」
「しっかりとしたものを食べてです」
「そうしないとですね」
「身体を壊します、漫画家さんの場合は寝ることですね」
このことだというのだ。
「とりわけです」
「ああ、寝ることですね」
「そうです、よく言われていますね」
「徹夜でお仕事したとか」
「これは絶対に駄目です」
徹夜で原稿を描き上げる様なことはというのだ、週刊連載とか昔の巨匠の人とかは常と聞いている。
ページ上へ戻る