八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百十話 帰ってからはその五
「言うんだよ」
「普通しないわよね」
「その普通じゃないことが多いから」
この人の逸話にはだ。
「どうもね」
「発達障害なの」
「悪気はないから」
その数々の逸話が全て実話であることも凄いけれどそこにそれがないことも驚くべきことだと思う。
「一切ね」
「そういうことはない人よね」
「あの人はね」
「じゃあやっぱり」
「うん、あの人は極端みたいだけれど」
発達障害でも相当重いものらしい。
「それでもね」
「一つのサンプルなのね」
「そうみたいだよ」
「そうなのね」
「だからその采配もね」
監督時代のそれもだ。
「何でそうするのかっての多かったよね」
「よく言われるわね」
「指導もね」
バッティングのそれもだ。
「というかお話も効果音ばかりで」
「具体的にどうか言わないわね」
「そのこともね」
「発達障害なの」
「流石にあの人は何度も言うけれど極端だよ」
一つの礼にしてもだ。
「けれどああした人がね」
「発達障害になるのね」
「それでエジソンもアインシュタインもね」
「モーツァルトもなの」
「エジソンも学校でおかしいって言われてたし」
このことはこの人の伝記の最初に絶対に書かれることだ、そして母親に教わって大成した。そして発明に取り組むととにかく集中力が凄かった。そして根気も。
「それが実はおかしいんじゃなくて」
「発達障害だったの」
「これはもう個性だからね」
その人のだ。
「先天的な」
「だからなのね」
「本人ではね」
自覚することは出来てもだ。
「それでもね」
「治らないのね」
「そうした病気じゃないんだ」
発達障害というものはだ。
「また言うけれど先天的だから」
「最初からなのね」
「しかも難しい病気でね」
調べれば調べる程だ。
「知能指数とか感覚とかね」
「そうした問題じゃないのね」
「全くね、アインシュタインなんてね」
発達障害だったと言われるけれどだ。
「人類史上屈指の頭脳だったし」
「そうよね」
「エジソンだってそうだしね」
どうも能力じゃなくて人格に問題があったとも言われているにしてもだ、ライバルに殺し屋を雇ったりしきりにその主張を潰そうとしたという。
「才能や運動神経にもね」
「関係ないのよね」
「むしろプラスになるから、モーツァルトなんか」
「天才よね」
「もう天才っていうと」
それこそだ。
「あの人の為にあるよ」
「そうした言葉ね」
「そこまで言っていい人だよ」
「そうよね」
「もう天才といったら」
「あの人ね」
「音楽であの人程の人はいないよ」
人類の歴史でこう言われている。
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