八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百八話 最高の雪その十
「いいんだよ」
「そうなのね」
「それでね」
僕はさらに話した。
「ハウステンボスなんか行って」
「クリスマスにあそこは絵になるわね」
「そうだよね、そこでね」
「あの街を満喫するのね」
「そうしてもいいしね」
ただしクリスマスはハウステンボスはいつも満室だという。
「色々楽しめばいいんだよ」
「その人それぞれで」
「映画を観てもいいよ、家でね」
「それもよさそうね」
「ゲームをしてもいいしね」
こちらも自宅でだ。
「だから本当にね」
「クリスマスの楽しみ方は一つじゃないのね」
「色々で」
それでだ。
「それぞれ楽しんでね」
「過ごせば勝ちね」
「うん、ただシンナーとか覚醒剤とか」
「それで過ごしたら」
「絶対に駄目だよ、というか本当に覚醒剤なんて」
それこそだ。
「手を出したら駄目だよ」
「そうよね」
「これは負けだよ」
手を出したらだ。
「もうね」
「その時点で」
「あらゆることについてね」
「もう破滅しかないわね」
「抜け出た人のお話も聞いたけれど」
「大変よね」
「幻覚見えて身体ボロボロになって」
そうなってだ。
「それでね」
「とんでもないことになるわね」
「一週間寝ないって」
一本打ったらだ。
「それってね」
「相当なものよね」
「これ身体に栄養与えていないから」
「身体から無理に力引き出してるのよね」
「コーヒーやお茶だと目を覚ます位だよ」
その中にあるカフェインはだ。
「けれど覚醒剤だと」
「もう無理に凄い力を引き出すから」
「言うなら身体を燃やす様なものだよ」
その命をだ。
「だからね」
「その時点でどれだけ危ないか」
「言うまでもないから」
「手を出したら駄目よね」
「何か何度も手を出す人いるけれど」
その度に捕まって刑務所に入ってだ。
「破滅してるよ」
「まさにそうよね」
「中々止められないこともね」
「怖いわよね」
「あんなものは」
もうそれこそだ。
「絶対にね」
「手を出すべきじゃないわね」
「何があってもね」
「どんな辛い状況でも」
「お酒を飲む方がね」
それこそ遥かにだ。
「いいよ」
「そうよね」
「生きていても」
それでもだ。
「死んでいるのとね」
「同じなのね」
「そうなってるよ」
本当にこう思う。
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