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おぢばにおかえり

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第六十二話 二人乗りその四十一

「大学卒業して二年か三年で」
「絶対にそうなるって」
「もうほぼ決まってるわよ」
「それで結婚したらね」
「その人が会長さんで」
「ちっちがずっと支えていくのよ」
「結婚したら」
 本当にその時はです。
「お婿さんが会長さんでね」
「それでちっちが奥さんで」
「夫婦揃ってね」
「仲良く暮らしていってね」
「そのことは応援してるから」
「有り難う、ただ」
 問題はです。
「相手の人誰かしらね」
「だからそれはお引き寄せでね」
「神様が会わせてくれるわ」
「そしてその人はね」
「もういたりするのよ」
「それも傍にね」
「そう言うけれどね」
 もういい加減やれやれとなって言いました。
「皆結構いい加減なこと言ってない?」
「そうじゃないと思うわよ」
「だって私達もちっちのお家何度もお邪魔してるし」
「それで天理教のお話も聞いてるし」
「だったらね」
「知らない訳じゃないからね」
「おみちのこと知ってくれてることはいいけれど」
 それでもです。
「私としてはね」
「今のお話はわからないのね」
「どうしても」
「ええ、後でわかるのかしら」
 おみちではよくあります、その時どうしてそうなるのかわからなくても後でそういうことなのかとなる時は。
 それで、です。私もここでこう思いました。 
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