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八条学園騒動記

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第六百話 やはりこれが一番その九

「それはな」
「そういうことだな」
「だから歯磨きはな」
「絶対にしないと駄目だな」
「歯と口の為にな」
「そうだな、本当にお風呂と同じだな」
「お風呂も毎日入るな」
 ダンはこうも言った。
「人によるが」
「まあ大抵はな」
「毎日入るな」
「連合だとな」
「さもないと不潔だ」
「垢も汗も汚れもあるからな」
「そういうものを奇麗にしないとだ」
 さもないと、というのだ。
「今も言ったが」
「不潔だな」
「そうだ、だからだ」
 その為にというのだ。
「連合だとお風呂は基本毎日だ」
「そうだな」
「湯舟でもシャワーでもサウナでもな」
「身体は奇麗にするな」
「それと同じでだ」
「歯磨きもか」
「古代エジプトでもしっかり磨いていた」 
 数千年前からというのだ、この時代から見て四千年程前のことでやはり相当に昔のことである。それも気の遠くなる程。
「そうだった」
「ああ、砂漠でな」
「砂が多いな」
「風や空気ももう砂が多くて」
「口の中に入ってだ」
 それでというのだ。
「それを磨かないとな」
「駄目だったんだな」
「だからだ」
 それでというのだ。
「古代エジプトでは熱心に磨いていた」
「それは俺も知っていた」 
 洪童もというのだ。
「さもないと歯槽膿漏になったか」
「そうだ、虫歯も問題だが」
「歯槽膿漏もな」
「怖いからな」
 こちらもというのだ。
「だからだ」
「熱心に磨いていたんだな」
「実際歯槽膿漏の人も多かった」
 古代エジプトではというのだ。
「ミイラでもわかった」
「ああ、ミイラもな」
「歯槽膿漏だと残るな」
「身体のことはな」
 その為ミイラは学問の研究でも重要視されていたのだ。
「そうだからな」
「それでわかったな」
「そしてだ」
 ダンはさらに話した。
「今も歯磨きはな」
「大事なんだな」
「長生きしたいならな」
 それならというのだ。 
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