インフィニット・ストラトス《もう一つの第零世代型IS》
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第55話崩壊?
前書き
ご無沙汰ぶりです。
少々スランプに入っていたのと普通に忙しかったのでなかなか執筆ができませんでした( ̄▽ ̄;)
しかも終わり方も結構雑になってしまってます。小説ってどうやって書くんだっけ…久々すぎてわからない…
そんな感じで最新話GO
チェルシーが前回裏切りとも言える行動を取り、その真相を確かめに行くためにイギリスまで行くが流石に1人で危険ということで専用機持ちも着いていくことになった
罠の可能性もあり対策も兼ねて一旦ラウラが所属してからドイツ軍へ向かうその道中、ロシア上空で一夏一行が乗っている飛行機を襲撃した者がいた
それは元ロシア代表であるログナー・カリーニチェであった
ログナーの相手は楯無が務め、彼女その場1人に置いていき他のものはISを装着しドイツまで向かった
しかし残った2人の痴話喧嘩が全世界へ中継されているということは2人は知らない
だと言った行動もあり現在彼らははドイツ軍にいる
千冬「以上が現段階の我々の状況である、このあとは2チームに分かれ独自のルートでイギリスを目指してもらう。一つはドイツから直接、もう一つはフランスを通っていくルートで目指す」
セシリア「なぜ解る必要があるのでしょうか?」
千冬「戦略をまとめておくと一網打尽にされ、身動きが取れなくなる可能性があるからな。ならば戦力をばらけさせ少しでも戦闘を避けるのだ」
これからの作戦の説明は順調に進み結果として
聖成、シャルロット、ラウラ、簪のチームと引率で織斑先生
一夏、空、箒、鈴、セシリアのチームと引率で山田先生となった
そのことについて黒うさぎ隊の副隊長であるクラリッサが織斑先生へ質問をした
クラリッサ「教官!!」
千冬「織斑先生と呼べと言っている!!…っとお前は学園関係者じゃないから別にいいのか…何だ?」
クラリッサ「はい!不躾な質問でありますがあの山田先生とやらの実力はどうなんでしょうか!」
千冬「っあはははは!何を質問するかと思ったがそんなことか。心配することはない山田先生はああ見えてかなりの実力者だ、私が保証をしよう」
クラリッサ「教官がそう仰るならわかりました。それともう一つ宜しいでしょうか?」
千冬「なんだ?」
クラリッサの最初の質問は山田先生への不安であった、やはりあのような雰囲気ゆえか見くびられしまうのであろう
だが彼女は織斑先生の後輩、その実力はよく知っているゆえに問題はないと伝えるがクラリッサの質問は2個目の方が重要らしい
クラリッサ「2人目の男性操縦者、外川聖成があなたの恩師とは本当の事なでしょうか?私からしたらいまいち信用できないのであります」
年下である聖成が織斑先生の恩師、つまりは先生であることが彼女、織斑先生が教官を務めた黒ウサギ隊に所属している女性陣たちからは信じられないようだ。世間一般的には織斑先生は世界最強のIS操縦者、誰もが憧れる人なのであるがそれを育てた者がいるなら良しとしてそのものが当時のことを考えるととても幼いことがわかる。故の疑問なのだろう。
千冬「それについては本当だ。聖成は私の師である、そのことについては間違い無く真実だ」
クラリッサ「ですが教官、あのような者が教官よりも強いようには感じないのですが」
千冬「……言いたい気持ちはわかるが、それ以上言うなよ」
織斑先生の聖成への信頼度はとても高い、それは異性として意識するほど高いが故にクラリッサからの聖成への評価がイマイチなことが少々気に障ってはいるが我慢をしている。
聖成「そこまで気になるのでしたらお手合わせお願い出来ます?」
千冬「先生っ!?」
急な聖成の提案に驚きが隠せなくついいつもの先生呼びが出てしまうほどである。
クラリッサ「そうしてくれるのなら話が早い、私の専用機【黒い枝】はすでに完成はしている」
千冬「完成していたのか…いやそんな事よりもやめたほうがいいと思うぞ…」
聖成の強さを知っているからこその発言ではあるがクラリッサの目は自身で満ち溢れていた。しかしその話を聞きていた隊長ことラウラは手を口に当てながら真っ青な顔にしてアワアワしていた。まるでムックみたい…。まぁ仕方ない、聖成の全力(?)を唯一ガチで食らった人なのであるから、おそらくそう遠くないトラウマの記憶が浮かび上がっているのであろう。可哀想に…。
聖成「ちょっと体を動かしたかったしいい運動になると思う。それにちょっと試してみたいこともあるしな」
なぜか着々と準備が整って行ってしまっている
聖成「そちらさんの準備はよろしいですかね?」
クラリッサ「あぁ、いつでも問題はない」
聖成「なるほどじゃぁこっちもほんのちょっとだけ出しますかぁ〜」
するとタジャドルの方から何かしら黒いグリップで刀身の刃は黄色で中心は黒色で赤の青のグラデーションの掛かっている大剣を織り出し、そのまま零騎士を身に纏う
シャルル「うわぁ…あんなものまで作ってたの…」
シャルルがこの用な反応を見せるということはズバリ、ビヨンドライバーと同じである事、未来のものであった。
聖成「こっちも準備はオッケーですからそちらの合図でいつでもどうぞ〜!」
クラリッサ「そうか…なら行かせてもらう!!」
クラリッサは上空に飛びそこから大量のワイヤーナイフを飛ばしてきた、さすがシュヴァルツァレーゲンの姉妹機と言ったところ、同じ攻撃法を持ちながらもこちらの方がワイヤーの数が多い。聖成は先程取り出した大剣を持ちつつワイヤーを避けているがワイヤーの一本が聖成の腕を捕らえた。
クラリッサ「よし、これでどうだ!!」
聖成「うわっ!!」
クラリッサはそのワイヤーを思い切り振り回し、聖成を上空へと飛ばす。急に引っ張られ驚きながらも空中で立て直したがまだワイヤーが腕に絡み付いているままでいる。しかしそれが彼女にとって命取りになっていることにまだ気づかない。聖成はワイヤーを思い切り掴んだ。
聖成「飛ばしてくれたお礼にこれでもあげますよっと!!」
クラリッサ「なっ!?」
聖成は絶対零度を発動し、ワイヤーを凍らせ始めた。ワイヤーはみるみると接続部まで凍りつき始める。
クラリッサ「くっ!これなら!」
ワイヤーを全て巻き戻しなんとか氷を砕いた。ちなみにこの戦法をした際ラウラのガクブルがとてつもない事になっていた。なんせ暴走した時に同じことをされたのだから。
聖成「よしっとじゃぁ試したかった事やってみますか!!」
ワイヤーから解除されたことによって聖成は身動きを取り戻し、大剣を大きく振った。
《時国剣界時!!》
大剣から急に名乗り音声が聞こえると同時に何やら手のひらに収まるほどのアイテムを取り出した。
クラリッサ「なんだあれは?」
そのアイテムは白色をベースに黒色のパーツで挟まれていて本のような形状をしていた。表紙には海の生物が描かれており【OCEAN HISTORY】と書かれていた。思い切りそのアイテムの表紙を開く。
《オーシャンヒストリー!!この群青に沈んだ命が今をも刻まれた歴史!!》
表紙を再び閉じ今度はグリップの部分に差し込んだ。すると潜水艦のレーダー音のような待機音が鳴り響く。そのあと刀身の部分を持ち、なんと引き抜いた。すると今度は警戒音のような待機音が響き渡る。刀身を青色が先端に来ていた方を逆にし今度は三又の槍のような先端の方を上に向けグリップに差し戻した。
《界時逆回!!》
聖成の周りに水が回り始め、背後に大きな先程のアイテムと同じものが表示が現れた。
《時は…時は…》
聖成「変身!!」
《時は時は時は時は!我なり!!オォーシャンヒストリィィィィァァア》
零騎士を纏った状態での仮面ライダーへの変身であった。すなわち零騎士の一部が変化している、横に畳んでいる左右のバイザーには槍のよう三叉のデザインへと変形し、手先のパーツがブルーメタリックになり本来の手足は左右の黒と白が反転しているカラーリングだが両方と同じものとなっている。そして一番は胴体のクアンタと同じプロテクターのGNドライブにいつもなら黄緑色に発光しているのが白く発光している。その光景に黒ウサギ隊の一部が輝いた目をしてみていた。界時本体は先ほどまで剣の形状をしていたが今度は槍のような形状になった。
聖成「よし最高っと…、形状の変化は予想外だったけどかっこいいからいいか」
クラリッサ「な、な、なんだそれは!?」(かっけぇぇぇぇ!!)
彼女の内心がとんでもない事になっている
聖成「何って…仮面ライダー?」
クラリッサ「っ!えぇい!いくら姿を変えたからってひ,怯むことではない!!行くぞ!!」
クラリッサはまっすぐ聖成の方に突っ込んできた、おそらくワイヤーがダメ故に近接線に持ち込むということであろう。聖成は再び時国剣界時の刃を引き抜きグリップのボタンを押した。
《界時抹消!》
次の瞬間聖成の姿が目の前から消え、なんとクラリッサが元いたいたよりも離れて立っていた
クラリッサ「っ!?」
《再界時!》
聖成「おらよっと!!」
音もなくクラリッサの後ろに聖成が現れて時国剣界時を剣モードにして攻撃していた
クラリッサ「なにっ!ぐっ!!」
時国剣界時の直撃を喰らいそのまま落ちていったがさすが軍人、地面スレスレで体制を立て直した
クラリッサ「…なんなんだ今のは…」
たしかにクラリッサは聖成に目掛けて攻撃をした、それは紛れもない真実。攻撃する際の移動距離も計算した上での攻撃…だが現実は計算通りの場所に移動はしたが攻撃は避けられたということ
聖成「そうっすね…簡単に説明しますと…結果だけを残しましたというべきっすかね」
クラリッサ「結果だけを残した?」
聖成「はい、あなたは確かに攻撃をした、その過程の時間を俺が抹消させた。これが種っすね」
時国剣界時の能力、クロノスのように時間を止めるのではなく過程の時間を消し時間を飛ばす。故にクラリッサが元の位置から移動していたのだ
聖成「そろそろ終いにしますかねぇ〜、おらよっと!」
聖成は再び刃を抜きグリップを押した
《界時抹消!》
クラリッサ「なっ!」
この時、聖成はと言うとカブトのクロックアップ同様に周りがとてもゆっくりな光景の中クラリッサの後ろは移動している。
再びグリップを押し刃を元に戻す
《再界時》
クラリッサ「いつのまに!?」
再び刃を抜き、再度差し直しグリップを押す
《必殺時国!!オーシャン一国斬り》
クラリッサ「ぐぁぁぁっ!!!」
時国剣界時を振り下げ、クラリッサのISは衝撃に耐えきれずそのまま解除されてしまった
聖成「ふぅ…いい実験にはなったか、やっと大丈夫ですか?」
聖成はISを解除して倒れたクラリッサに手を差し伸ばした
クラリッサは強さを理解したのか文句を言うこともなく手を掴み体制を直す
クラリッサ「…申し訳ないであります、あの力は正真正銘あなたのものでした」
聖成「いいってことですよ、世間一般では千冬さんが強いってなってますし疑うのも仕方ないですって」
クラリッサは聖成は謝罪をした、その後ろで胸に手を当てほっとするラウラとどこか自慢げな顔をする織斑先生がいる
後書き
ドイツ軍の支援もありながら2グループに分かれる学園組、一体どうなることやら
次回第56話ルート分岐
まじで久々すぎてどう書くか悩んでます( ̄▽ ̄;)
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