インフィニット・ストラトス《もう一つの第零世代型IS》
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第54話詫び石
前書き
あけましておめでとうございます(二月)
私です
長らくお待ちさせてすいません…
現実の方がガチに忙しかったです汗
先日の覗き事件によりセシリアの1日執事になることになった聖成、今現在2人で買い物に出かけているのであった
もちろん聖成は荷物持ちである
おまけに執事と言うことで口調もセシリアを呼ぶ時も変えているのである
セシリア「聖成さん…、本当に大丈夫なのですか?」
大荷物を1人で持っている聖成に対してセシリアは少し心配になっている。いつもメイドや執事にやらせているが今回は学友のため何か思うところがあるのであろうが
聖成「いえ、大丈夫で御座います。お嬢様。お気遣い感謝します」
この通り当の本人は特に変わったところはなかった
セシリア「な、ならいいのですが…」
実のところ聖成は日付が変わってから朝早くからセシリアの部屋の前で待機をしており、セシリアのルームメイトが部屋から出てきた瞬間ものすごく驚いていた。部屋の前に急にいるものだからそれは驚くであろう…
聖成「んっ?…お嬢様、少し時間をいただきます」
セシリア「えっ?よろしいですが…」
聖成「では…」
聖成が何かに気づいたらしく荷物を置きそのまま走って行ってしまった
その先には風船を離してしまったのだろうか、少女が少し高いところに浮いている風船を見ていたが聖成が木を軽々と登り高いところからジャンプして風船をキャッチ、地面に着地した
聖成「お嬢ちゃん、ちゃんと握っているんだよ」
そのまま少女の手首に紐を軽く結んびセシリアの元へ戻った
聖成「ただいま戻りました」
セシリア「聖成さんってお優しいのですのね」
聖成「いえ、そんなことありませんよ。ただ自分にできる事だけをやったまでです」
セシリア「ふふっ、そんな謙遜なさらず。あなたとお付き合いなさってるシャルロットさんはお幸せですね」
聖成「ぬっ…。あいつには心配ばかりかけて面目ないと思っているんだが…」
セシリア「あっ、ようやく口調が元に戻りましたわね」
聖成「あっ…」
聖セ「「あははは〜(ふふふふ〜)」」
そんな和気藹々としているがところ空から極大のレーザーが降り注いだ
だがその出力は明らかにISが放つ威力よりも凌駕し、周りを炎で包んでいく
聖成「っ!?セシリア!!」
セシリア「はい!」
2人は急いでISを装着し、周りで混乱する人々の救出に向かった
セシリアは人々を誘導し、聖成は崩れる瓦礫をSSLビット(シールドモード)を展開して防いでいる
少女「パパ、ママ、どこ……?」
セシリアはその少女をみつけた途端、過去の自分の重ね合わせ、ISを解除して優しく抱きしめた。
セシリア「大丈夫、大丈夫ですわ。あなたのパパとママはきっと大丈夫ですわ」
彼女の慈しみに満ちた笑みとその優しさ声は少女を落ち着かせるのには充分であった
それなら30分後、ようやく消防隊が到着し消化活動が始まった
聖成「セシリア無事か!?」
セシリア「えぇ…、わたくしは大丈夫ですけど、この子が両親とはぐれてしまったようで…」
聖成はしゃがみその少女の頭を撫でながら笑顔でこう言った
聖成「お嬢ちゃんのお父さんとお母さんは俺たちが見つけるから安心しな」
少女「ほんとう?」
聖成「あぁ、本当だよ…任せなさいって!」
少女「う、うん…、あっ!お父さん!お母さん!」
少女の両親を探す前に見つかったようだ
父「ありがとうございます!!この子を失ったら生きていけません…」
聖成「いえいえ、お嬢ちゃんお父さんとお母さん見つかってよかったね」
少女「うん!ありがとう!お兄ちゃん!お姉ちゃん!!」
そして少女一行はその場を去った
聖成「見つかってよかったな〜」
セシリア「そうですね、本当に良かったです」
2人は帰りに向いていた
今日も結局てんやわんやな1日であった
そこへメイド服姿の1人の少女、セシリアの専属メイドのチェルシー・ブランケットであった
チェルシー「こちらでしたか、お嬢様」
セシリア「えっ……チェルシー?どうして…あなたは今イギリスで仕事を任せておきましたのに…」
チェルシー「お迎えにあがったのです、お嬢様…いえ…セシリア・オルコット!!」
チェルシーが光に包まれていく、そして次の瞬間ブルーティアーズ3号機‘『ダイヴ・トゥ・ブルー』を身に纏ったチェルシーが現れ、セシリアに向けて手に持っているライフルで狙撃をした
聖成「させるか!!」
チェルシー「……さすがですね」
間一髪のところで聖成が零騎士を部分展開しSSLビット(シールドモード)をセシリアの前に展開させた
チェルシー「今回はここまでにしておきましょう、それではイギリスでお会いしましょう…」
刹那、チェルシーの姿は空間に溶けるように消した
これは『ダイヴ・トゥ・ブルー』のワンオフ・アビリティー【空間潜行(イン・ザ・ブルー)】の能力である
聖成「……これはただなどではねぇなぁ…」
セシリア「…………」
横で真っ青になって肩を震わせるセシリア、おそらく長年の付き合いのチェルシーの裏切りとも言える行動に対して不安などが彼女に降りかかったのであろう
聖成はセシリアの肩を自分の方は引き寄せそのまま頭を軽く撫でた
セシリア「っ!?聖成…さん?」
聖成「セシリア、安心しろ。お前には俺たちがいるだろ?」
彼女を安心させるために少しでも言葉をかけ安静にさせる
後書き
聖成たちを襲ったレーザーの正体に迫るために一度ドイツへ向かう
次回第55話崩壊?
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