八条学園騒動記
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第六百話 やはりこれが一番その四
「どうしてもな」
「お酒は強くなるか」
「そしてな」
それでというのだ。
「ウイスキーもな」
「有名か」
「それで美味い」
実際に飲んでみてそうだというのだ。
「これがな」
「そうか」
「ああ、これはかなり飲める」
「焼酎一本空けた後でもか」
「いける、ただこの一本を空ければ」
その時はというと。
「もうな」
「飲まないか」
「今日はこれで終わりだ」
今飲んでいるウイスキーでというのだ。
「もうな」
「そうか、俺もな」
「その一本で終わりか」
「明日はデートもあるしな」
笑ってダンに話した。
「その時に二日酔いだと恰好悪いだろ」
「だからか」
「ああ、もうな」
今日飲むことはというのだ。
「これでな」
「終わりか」
「そうするな」
こう言うのだった。
「ウイスキーでな」
「そうか、しかしな」
「かなり飲んでいるよな」
「焼酎一本にウイスキー一本だからな」
「どちらもボトルだからな」
「かなりだな」
「そうだよな、それだけ飲んだら」
どうかとだ、洪童はまたサラミを食べて言った、勿論塩を山盛りにしていてレモン汁をかけているのでかなり塩辛く酸味もある。
それを食べてだ、ウイスキーを飲んで言った。
「終わるな」
「そうするか」
「この食い方のサラミはかなり飲めるけれどな」
「一切れ食うとそれだけで飲めるな」
「かなりな、けれどな」
それでもというのだ。
「もうウイスキーのこの一本でな」
「終わるか」
「ああ、流石に酔ってきた」
見れば洪童の顔は真っ赤だ、表情にも酔いが出ている。
「だからな」
「相当酔ってるな」
ダンも彼のその顔を見て述べた。
「俺もそうだがな」
「ああ、お前もそうなってきたな」
「やっぱり焼酎は効くな」
飲むと、というのだ。
「本当にな」
「アルコール度二十五だからな」
「それでウイスキーは三十五か三十七か」
「これは三十七だな」
洪童は自分が飲んでいるウイスキーのラベルを見て話した。
「強めだな」
「俺のもだ」
ダンも自分のボトルのラベルを見た、するとそれだけだった。
「三十七だ」
「二度で違うからな」
アルコール度はというのだ。
「だからな」
「それでだな」
「ああ、三十七あるとな」
「違うな」
三十五度と比べてだ。
ページ上へ戻る