八条学園騒動記
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第五百九十九話 クールじゃないその七
「ロシア人の次位に飲むってな」
「ロシア人は別格だな」
「ロシア人は酒が血だからな」
俗にこう言われている、実際にクラスの中のロシア人であるアンネットは今女子のクラスメイト達と一緒に飲んでいるがその勢いはかなりのものだ。
「その人達と比べるとな」
「負けるか」
「ロシア人は別格だ」
まさにというのだ。
「酒のことでは勝てないな、それにな」
「それに。どうしたんだ」
「韓国はどうもロシアには相性悪いな」
「そういえばロシアが言うと聞く国だな」
「昔からな」
「確か中国がかつての宗主国だったな」
「その中国とかアメリカには言う様になったさ」
このことは二十世紀の終わりからだ。
「それで日本にはな」
「いつも言うな」
「けれどロシアに言われるとな」
どうかというと。
「聞くな」
「そんなところあるな」
「ああ」
実際にというのだ。
「我が国はな」
「相性か」
「何かロシアが言うと聞いて」
そしてというのだ。
「聞くんだよな」
「そうした特性だな」
「そうしたところがあるな、それでお酒もな」
こちらのこともというのだ。
「負けるな」
「どうしてもか」
「桁が違うからな」
酒を飲む量はというのだ。
「本当に」
「だからロシア人の次か」
「けれど日本人には勝ってるってな」
「いや、勝ってどうするんだ」
ダンはすぐに突っ込みを入れた。
「一体」
「だから韓国なんだよ」
「日本には勝ちたいんだな」
「どんなことでもな」
「それでロシアに負けてもか」
「日本に勝ってるからな」
酒を飲む量でというのだ。
「一人当たりな、だからいいってな」
「なっているんだな」
「正直な」
サラミに塩を乗せて食べつつ話した、やはり一気に酒が飲みたくなってそれでまた焼酎を一気に飲んだ。
「俺もそんなことはな」
「どうでもいいな」
「意味ないからな」
「酒を飲む量で勝ってもな」
「というか日本に勝つか負けるか」
このこと自体がというのだ。
「俺はな」
「どうでもいいか」
「韓国は韓国だろ、酒もな」
これもというのだ。
「美味かったらな」
「それでいいか」
「つまみも酒も美味ければ」
それでというのだ。
「それでいいだろ、それで俺の第一はな」
「韓国の味か」
「ああ」
実際にというのだ。
「あの辛さがいいな」
「そうなんだな」
「何といってもな、ご飯にも合うしな」
「酒にもか」
「合うからな」
今飲みながら話した。
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