夢幻水滸伝
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第百八十七話 敵対する者達その一
第百八十七話 敵対する者達
この時シェリルはオーストラリアの中央部にいた、まずは今自分がいる世界がどういった世界か丁度そこにいた村の者達に聞いて把握した。そしてこの世界の言い伝えも聞いて自分がまさにその世界を救う者の一人だと把握した。
それでだ、早速だった。
シェリルは村を襲おうとしていたレッドドラゴンを倒し自分の部下にしてからそのレッドドラゴンにより事情を聞いて言った。
「わかった、ほなまずは力をつけようか」
「力をですか?」
「世界を救うには力が必要や」
それでというのだ。
「そやからな」
「まずはですか」
「力を備える」
その様にするというのだ。
「それでその力で一旗揚げて」
「そうしてですか」
「そこからどんどん勢力を拡大して」
その様にしていってというのだ。
「まずはこのオーストラリアを統一してポリネシアやミクロネシアも領有して」
「そうしてさらにですか」
「東南アジアも統一して」
そしてというのだ。
「そこからさらに世界や、そしてや」
「世界も救われますか」
「そうするで、あと自分の名前はジョンにするか」
「ジョン?犬みたいな名前ですね」
「あかんか、ほなレッドな」
「そのままですね」
レッドドラゴンは自分がレッドドラゴンであることから述べた。
「まさに」
「私のネーミングセンスええやろ」
「どうでしょうか、兎に角まずはですね」
「力備えるで、私はドラゴンマスターやからまずはドラゴンの配下増やすわ」
「それはいいですね、ドラゴン一匹で数万以上の軍勢に匹敵しますから」
「普通のままでやな」
「そこからどんどん強くもなりますし」
そうなるというのだ。
「人もモンスターもレベルがありまして」
「訓練で力も術も備えていくな」
「はい、そうなります」
「人もモンスターも努力したら強なる」
「そうです、今の私で数万以上の軍勢に匹敵する力がありますが」
レッドドラゴンは主にさらに話した。
「強くなればです」
「さらにやね」
「多くの軍勢も相手に出来ます」
「それは何よりや」
「まあ今の数万も大した軍勢ではないですが」
「弱い兵やね」
「強い兵がいれば違います」
人の中にというのだ。
「そこはご注意を」
「わかったわ、何かと」
シェリルはレッドドラゴンの言葉に頷いた。
「そのことも」
「おわかり頂いて何よりです」
「ほなこれからオーストラリア中を巡って」
その様にしてというのだ。
「ドラゴンの配下を増やすで」
「そうしてその力で、ですね」
「一旗揚げるで」
まずはそうするというのだ、そしてだった。
シェリルはオーストラリア中を旅しはじめた、そのうえで。
遭遇したモンスターを倒すと配下にしレッドドラゴンの言葉を受けてオーストラリアのドラゴンの棲み処に行っては倒して配下にしていった、そうして。
オーストラリア中を巡ってあらゆる種類のドラゴンを配下にしたところで村に戻ってこんなことを言った。
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