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夢幻水滸伝

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第百八十六話 発展その十二

「地震、台風、火事、雷ってな」
「この世界には巨人もおるしな」
「今は枢軸の領土にやたら出てるな」
「あの連中もな」
 まさにというのだ。
「脅威やしな」
「何かとこの世界の危機は考えられるな」
「そや、どの危機にも対応出来る様にな」
「その為にやな」
「どんどん鍛えてくで」
「そやな、ほなな」
「あらゆる事態に対応してく為に」
 中里も言った。
「国を豊かにして」
「僕等も強うなってくで」
「そうしてくか」
「是非な」
「それがええね、しかし」 
 綾乃は芥川と中里の話が終わってから言った。
「日本もここまで色々あったけど」
「他の勢力はどやったか」
「まだあまり知らへんからな、うちは」
 綾乃はシェリルにも応えた。
「そやから」
「知りたいんやな」
「そうしたいけどええかな」
「ほな直接話そか」
 シェリルは笑って応えた。
「私等が」
「そうしてくれる?」
「今夜星のモン全員が集まる宴があるし」
「その時にやね」
「皆で話そか、長い話やから随分時間がかかるけど」
 それでもというのだ。
「話していこか」
「そうしてくれるんやね」
「お酒飲みながらな」
 シェリルは微笑んで述べた。
「そうしていこな」
「頼むで」
「その様にな」
 こう綾乃に話した、そして。
 中里もシェリルに顔を向けてそのうえで言った。
「皆何かとあったのはな」
「想像がつくやろ」
「ああ」
 こうシェリルに話した。
「そのことはな」
「そやからやな」
「楽しみにしてるで」
「期待してもらって結構や」
 シェリルは微笑んでこう返した。
「ここはこう言う時か」
「関西やとな」
 中里も笑って返した。
「そうなるわ」
「そやな」
「阪神の岡田監督が言うた言葉や」
「それで期待に添えたんやな」
「途中までな」
「ああ、シリーズではやな」
「ああなったからな」 
 中里はこのことは微妙な顔で述べた。
「そやからな」
「三十三対四やな」
「あれは酷かった」
「それで途中までやな」
「ほんまに途中まではよかったんや」
 リーグ優勝まではだ。
「その時まではな」
「それでもやな」
「シリーズではそうなった」 
 惨敗したというのだ。
「そやからな」
「自分も今そう言うな」
「ああ、けど僕の期待はな」
「添えるってやな」
「そや」
 まさにというのだ。 
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