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夢幻水滸伝

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第百八十五話 内閣その八

「ですから」
「それで、ですね」
「農業に限らずどの仕事でも」
「凶悪犯はですね」
「危険な現場に向かわせ」
「長時間の労働もですね」
「従事させます、では農業は」
 志賀にあらためて話した。
「宜しくお願いします」
「わかりました」
「その様に、次は金融庁ですが」
 太宰は農業からそちらに話を移した。
「それは石川君です」
「僕ですか」
「はい、財政家という職業で日本でも財務を扱っておられたので」 
 それでというのだ。
「お願いします」
「ほな」
 石川は太宰に微笑んで応えた。
「やらせてもらいます」
「それでお願いします、あと六将星の方々は戦にも出られますので」
 国の要職を歴任しつつだ。
「その際は誓い部署の大臣がそちらを代行する」
「そうしていきますか」
「例えば石川君は財務大臣をです」
 その石川に話した。
「お願いします」
「その時はですね」
「その様に、金融庁も重要なので」
 石川にさらに話した。
「宜しくお願いします」
「頑張りますね」
「期待しています、そして災害大臣は」
 太宰はこちらの話もした。
「今お話した治水等もしてもらいますが」
「これも大事やね」
「はい、災害対策も重要なので」
 太宰は綾乃に話した、その話す表情は落ち着いて淡々とさえしているものが変わらず全てがわかっているものがそこにあった。
「こちらの役職もです」
「必要と思ったからやね」
「置きました」
「そやねんね」
「そしてその役職は」
 麻里佳を見て彼女に告げた。
「三島さん、出来ます」
「あーしでええんですね」
「是非に」
 太宰は笑って言う麻里佳に微笑んで答えた。
「そう思っています」
「ほな国全体の治水やらをですね」
「お願いします、災害に強い状況もです」
「大事ですよね」
「国の脅威や外敵やモンスターだけとは限らないです」
「災害もですね」
「そうです、ですから」
 その災害対策にというのだ。
「あたってもらいかつです」
「国をより豊かに」
「確かな建築物で国民を守ってもらいます」
「産業もですね」
「そうです、それをお願いします」
「わかりました」
 麻里佳も笑って応えた。
「やらせてもらいますで」
「その様に、そして鉱業大臣は」 
 この役職の話もした。
「川端君です」
「わいですか」
「やはり鉱山のことはです」
「わいが一番やとですか」
「思いますので」 
 それ故にというのだ。
「お任せします」
「ほなやらせてもらいます」
「十星連合は各種資源が豊富ですし」
「鉱産資源はですね」
「多く用意してもらい」
「産業に使いますね」
「しかも無駄なく」
 この要素も言う太宰だった。 
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