八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第三百一話 昔ながらのゲームその一
第三百一話 昔ながらのゲーム
僕はマリオブラザースからもぐら叩きのゲームを見て香織さんにお話した。
「あのゲームはずっとあるみたいだよ」
「もぐら叩きね」
「そう、あれとか力士さんと腕相撲とか」
「そのゲームもなのね」
「あそこにあるけれど」
もぐら叩きの隣にある。
「もうずっとね」
「あるのね」
「ゲームセンターにはね」
「ああしたゲームも定番なのよね」
「うん、そしてね」
それにだ。
「立って遊ぶゲームもね」
「あるのね」
「座ってするタイプ以外にもね」
「あるのね」
「それだと座ってするのより安いから」
それでだ。
「お金ない人も遊べるんだ」
「そうなのね」
「あそこにコーナーあるけれど」
ギャラクシアンやパックマンがある。
「あれはあれでね」
「面白いのね」
「そうなんだ、昔のゲームセンターにはああしたゲーム機も多かったみたいだよ」
「そうだったの」
「昔はね」
あくまでかつてはだ。
「今はゲームセンター自体が少ないから」
「なくなっていってるのね」
「けれど昔はちょっとしたお店にもあったみたいだよ」
おもちゃ屋さんなり何なりにだ。
「それで子供が寄ってね」
「遊んでいたのね」
「そうだったんだ」
「何か面白そうね」
「実際に面白いよ」
立ってゲームをすることもだ。
「こちらもね」
「そうなのね」
「うん、それはそれで風情もあるし」
それでだ。
「面白いよ」
「ゲームセンターの遊び方も色々ね」
「うん、だから減ったことはね」
大阪の繁華街でも少なくなった位だ、関東の方でも渋谷とかで大きなお店が閉店したりしているらしい。
「残念だよ」
「なくなってほしくないわね」
「地方都市でもね」
かつてはだ。
「普通にあったからね」
「ゲームセンターが」
「もっと言えばちょっとした百貨店みたいな場所があったよ」
駅前とかにだ。
「それでそこの屋上とかにね」
「こうしたコーナーがあったの」
「そうだったのに」
それがだ。
「もうね」
「なくなっていったのね」
「うん、ゲームセンターが減ると」
それはそれでだ。
「風情がないよ」
「確かにいい雰囲気あるわね」
「独特なね」
「遊ぶそれがね」
「これはこれでいい場所なんだよ」
ゲームセンターもだ、ヤンキーの人達が集まるからどうかという人もいるけれどそれでもこのゲームで遊ぶ雰囲気がいいのだ。
「本当に」
「そうよね」
「特にここはね」
八条百貨店の屋上はだ。
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