夢幻水滸伝
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第百八十四話 統治システムその九
「国はです」
「よおならへんのやね」
「そう思いますので」
「それでやね」
「冒険者のことも考えました、あと全体的に植林をです」
「してくんやね」
「そうしていきます、この世界にも砂漠がありますので」
それでというのだ。
「砂漠という環境は守りますが」
「一層の砂漠化を防ぐんやね」
「それに山に木がありますと水害を防ぎますので」
「それでやね」
「領土全体で、です」
その単位でというのだ。
「植林を進めます」
「そうしてくんやね」
「森林資源を育てることもあり」
この視点からもというのだ。
「そうしていきます」
「そうするんやね」
「はい、そしてです」
太宰はさらに話した。
「宗教は信教の自由をです」
「保証するんやね」
「政教分離も。棟梁は巫女であられますが」
神に仕える職業であるがというのだ。
「あらゆる宗教の権利をです」
「保証するんやね」
「そうです、また言論や集会や結社もです」
そうしたこともというのだ。
「自由にします、自由に意見を出してもらい」
「その話を聞いてやね」
「国政に役立てたいので」
「民主主義のええ面やね」
「そうします」
「そこも定めるんやね」
「はい、そして」
太宰はここで話を変えた、その話はというと。
「軍隊のこともです」
「考えてくれたんやね」
「まず最高司令官ですが」
このことからの話した。
「棟梁であるです」
「うちがやね」
「国家元首がその国の軍隊の最高司令官である」
「そのことは当然やからやね」
「はい、ですから」
「うちが軍隊の最高司令官やね」
「日本でそうであった様に」
まさにその時と同じくというのだ。
「その様にお願いします」
「ほなね」
「そして星の者全てに軍の指揮権がありますが」
太宰はさらに言った。
「首相そして副首相の私は棟梁の次の指揮権があります」
「太宰君もやの」
「首相及び副首相は文民になりますが」
「文民統制も入れるんやね」
「いざという時に軍隊が暴走してはです」
国政を無視してというのだ。
「よくないので」
「それでうちだけやなくてやね」
「軍務大臣のむしろ上にです」
「首相と副首相がおって」
「その二人の統制もです」
「受ける様にするんやね」
「そうです、そして首相は内閣の首座です」
即ちトップだというのだ。
「他の大臣よりも上の地位にあります」
「僕はそうなるか」
「その下に副首相があり」
太宰はまたリーに話した。
「そして他の大臣となります」
「そうなるか」
「首相と副首相の統制も受けて」
「やってくんやな」
「はい、あと星の者は基本文民ですが」
「軍も指揮出来る」
「その権限も有します、その際は階級は元帥より上となります」
そうなるというのだ。
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