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夢幻水滸伝

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第百八十四話 統治システムその六

「彼等は全てです」
「保護するんやね」
「動物園や水族館も多くもうけ」
「そういうこともしていくんやね」
「博物館や植物園、美術館も置き」
 そしてというのだ。
「その中で、です」
「動物園とかももうけて」
「保護もします」
「そうするんやね」
「失ってから悔やむ程残念なことはありません」 
 太宰はこの言葉は沈痛な顔で出した。
「ですから」
「最初からやね」
「進めていきます、産業も大事ですが」
「そうしたこともやね」
「大事ですので、インフラも整えますし」
「そういうことやね」
「気をつけていきます、そのインフラは」
 太宰はこの話もした。
「領内のあらゆる地域に上下水道をもうけ道を敷き」
「橋もかけてやね」
「そしてガスや電気も遠し」
「線路も敷くんやね」
「港も整えます」
「そうしてやね」
「全てです」
 まさにというのだ。
「整えていきます」
「そうしてやね」
「はい、ダムや堤防も築きますし」
「しっかりしていくんやね」
「そうします、そうしてインフラも整え」
 その様にしてというのだ。
「人やものの行き来も楽にし」
「暮らしもやね」
「豊かにします、そして」
 そのうえでというのだ。
「国を整えます」
「ううん、全部しっかりと考えてまとめて政策を出してくれたんやね」
 綾乃はここまで聞いて唸って言った。
「それを行う官僚制度まで」
「中央政府、各地方自治体で考えましたので」
「その通りにやね」
「政を進めます」
「官僚制度も整えてるんやね」
「それを整えていないとです」
「ほんま政は動かんね、日本でもそやったね」
 綾乃はこれまでのことをここで話した。
「太宰君は真っ先に官僚制度整えたさかい」
「はい、さもないとです」
「うち等だけやと国政は動かんから」
「そうしました」
「そやね、それでやね」
「今度は十星連合全体で、です」
「官僚制度を考えたんやね」
「後はそこに適材適所で、です」
 それでというのだ。
「人材を入れれば」
「動くんやね」
「そうです、官僚制度は言うならコンピューターです」
「それやね」
「整えば、です」
「後はやね」
「人材を入れていけば」
 それでというのだ。
「動いてくれます、それを上手にコントロールしてです」
「使っていけばやね」
「国家は動きます」
「それで整えたんやね」
「はい、そうしました」
「それで国政を動かして」
「教育も整えます、また官僚もっと言えば公務員全体の登用ですが」
 このことも話すのだった。 
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