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夢幻水滸伝

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第百八十四話 統治システムその五

「保育園から大学までです」
「整えるんやね」
「小学校と中学校は義務教育にします」
 こちらはそうするというのだ。
「そして高校は実質的にです」
「義務教育にやね」
「します、年度は小学校は六年で」
 そうしてというのだ。
「中学と高校は三年で」
「今の日本やね」
「はい、大学は四年で大学院も置きます」
「そうするんやね」
「学校は国公立に加え」
 さらにというのだ。
「私立もです」
「認めてやね」
「多く置きます、国公立の学費はかなり安くして給食も出します」
「徹底してるね」
「はい、教育を確立してこそです」
「国は成り立つんやね」
「幸い十星連合はどの地域も産業革命を経ていてです」
 その段階に達していてというのだ。
「国力も備わっていますので」
「教育も確立出来るってことやね」
「戦前の日本は産業革命を進めながら教育を確立しました」
「そのことを思うと」
「もう既に教育が確立されているので」
 それでというのだ。
「遥かに楽な筈です」
「それやったらやね」
「我々もです」
「教育には力を注ぐんやね」
「教科書も無料にします」
 これも行うというのだ。
「そして教師も確かな人を入れていき問題があれば」
「そうした人は首やね」
「教師の質も見ます」
「そうするんやね」
「はい、その様にしていき」
「確かな教育をしていって」
「人材を育てます、あらゆる市町村に学校を置きます」
 その様にするというのだ。
「そうします、そして土地制度は自作農となる様にです」
「するんやね」
「はい、それぞれの農家が自活出来る様に」
「していくんやね」
「その様にしてその土地に合った農業を行う様にして」
「盛んにしていくんやね」
「漁業や林業も、そして牧業も」
 こうした産業もというのだ。
「進めていき工業もどんどん起こし」
「国力を発展させるんやね」
「それと共に環境の保護もします」
「それも考えるんやね」
「環境が悪化すると人の生活にも影響しますので」
「それでやね」
「環境は結局はそれが究極の問題かと」
 環境問題についてもだ、太宰は話した。
「汚染水や森林伐採、砂漠化も」
「それでやね」
「今の時点で、です」
「やってくんやね」
「勿論自然生物の保護も」
 これもというのだ。
「していきます」
「そうするんやね」
「この世界は非常に魅力的な生物が多くいますし」
 このこともあってというのだ。
「是非です」
「自然は大事にするんやね」
「この世界ではモアもドードー鳥もいますし」
 起きた世界では絶滅した彼等がというのだ、他にはオオウミガラスやニホンオオカミ、クァッガ、リョコウバトやステラーカイギュウもいる。 
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