| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

八条学園騒動記

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五百九十四話 正門にてその九

「血があるとだ」
「輸血出来てね」
「それだけで人が助かる」
「そうだよね」
「それすらもしないでだ」
 それでというのだ。
「他人への思いやりが一切ないならな」
「本当に生きていても仕方ないね」
「全く以てそうだ」
「そこまで馬鹿な奴だと僕もね」
 ロミオも言った。
「本当にね」
「突き合わないな」
「若しお店をしていて」
 その場合もというのだ。
「間違って採用しても」
「そんな奴とわかるとだな」
「すぐにクビにするよ」
 そうするというのだ。
「絶対にね」
「仕事が出来る出来ないでなくな」
「それですぐにお店の状況とかチェックするよ」
「馬鹿な店員を雇う店はどうなるか」
「それを考えるとね」
「怖いな」
「誰だって潰したくないよね」 
 自分の店はというのだ。
「本当に」
「ああ、仕方なく店閉まいはあってもな」
「そうだよね」
「それならだ」
「そんな店員を雇ったら」
「間違えるのは仕方ない」
 この場合はというのだ。
「どうしてもな」
「人間だからだね」
「人間は間違える」
 どうしてもというのだ。
「完璧じゃないからな」
「そうだよね」
「しかし問題はだ」
 それはというと。
「間違えた後でだ」
「そこでどうするかだね」
「そうだ、若しそんな馬鹿な店員だとわかったらな」
「即座に首にすることだね」
「理由はテロ肯定か」
 それになるかというのだ。
「法律がわからない、人の痛みもわからないしな」
「発言でわかったってなるね」
「それに第一にだ」
「テロを肯定するのなら」
「そんな店員を置いておけるか」
 店にというのだ。
「そう言ってだ」
「首にして」
「すぐに店の状況を見ることだ」
「商品やお店の中がおかしくなっていないか」
「お金のこともな」
「それでお客さんもだね」
「そんな馬鹿な何をしていてもおかしくない」
 そう考えられるからだというのだ。
「だからだ」
「お店の中や状況を確かめて」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「問題がなければそれでよしだが」
「あればね」
「すぐに手を打つことだ」
「そうしないと駄目だね」
「すぐにそうしないとな」
「潰れる危険があるね」
「そして自分の人を見る目についてはな」
 何よりもというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧