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夢幻水滸伝

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第百八十三話 星の者達の成長その四

「天のものはおおよそだが二百四十が二百五十になってだ」
「それでやね」
「地の者は二百二十が二百三十、人の者は二百が二百十になった」
「それだけ強うなってな」
「能力も上がった」
 即ちステータスがというのだ。
「そしてこれからもだ」
「上がってくんやね」
「そうなる、そして君達と決戦の時はだ」
「さらにやね」
「上がってだ」
 そしてというのだ。
「強くなっている」
「全員四十は上がってるで」
 芥川が腕を組んで不敵な顔で言ってきた。
「天のモンは二百四十が二百八十、地のモンは二百二十が二百六十、人のモンは二百が二百四十にや」
「なってるんやね」
「そや」
 こうマリーナに話した。
「そして僕等神星のモンもや」
「強くなってるんやな」
「今で十レベルはな、そしてな」
「うち等と戦う時はか」
「四十は上がっておく」
 あちらの世界に最初に来た時よりもというのだ。
「それが目標や」
「そしてその強さでもやな」
「自分等と戦うさかいな」
「そうか、そしてやな」
「勝つで」
「その言葉受けたで、けどうち等もな」
 笑顔でだ、マリーナは芥川に返した。
「強くなってるさかいな」
「その強さでやな」
「自分等に勝つって言うておくで」
「その言葉受けたで」
「しっかりとやな」
「頭の中に入れたわ」
「目標としてです」
 太宰も言ってきた。
「我々は全員レベルは四十は上げます」
「そうしてやな」
「強くなります、あちらの世界はレベルは何処までも上がりますので」
「千以上あるみたいやな」
「万はある様ですね」
「そうみたいやな」
「ドラゴンや巨人で七十から八十で」
 それでというのだ。
「何でも神霊はです」
「百二十から百八十やね」
「その様です」
 綾乃に対して答えた。
「神霊と遭遇した事例はないですが」
「それでもやね」
「そう聞いています、我々はです」
 まさにというのだ。
「この世界ではわかっている限りですが」
「神霊よりも強いんやね」
「ですがさらにです」
「強くなるんやね」
「はい、何処まで強くなれるかわかりませんが」
「わかってる限り際限ないさかい」
「我々としてはです」
 太宰は綾乃にさらに話した。
「強くなっていきましょう」
「ほなね」
「兎に角です」 
 まさにというのだ。
「人は無限に成長出来るのなら」
「成長すべきやね」
「左様です」
「そやね、しかし」
「しかし?」
「うち等これから忙しくなるね」
「それはもう規定事項です」
 太宰の返事ははっきりしたものだった。 
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