八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第二百九十七話 終業式が終わってその十四
「別にな」
「お酒飲んでケーキ食べて」
「他の美味いもの食ってな」
「それはそれで楽しめるんだね」
「日本だとカラオケも行ってな」
こうもしてというのだ。
「楽しんでいいんだよ」
「一人でもだね」
「女の子がいなくてもな」
つまりリア充でなくてもというのだ。
「別にな」
「楽しめるんだね」
「ああ、だからな」
それでというのだ。
「そんなこと言う前にな」
「遊べばいいんだね」
「仕事なり学校なりが終わってな」
それからというのだ。
「一人でも遊べばいいんだよ」
「そういうことだね」
「ああ、だからお前も若し一人でもな」
「飲んだりして楽しめばいいね」
「どうしても一人が嫌ならな」
その場合はというと。
「十八歳以上にしても」
「ああ、風俗だね」
「そっちに行けばいいんだよ」
「何か冷めた意見だね」
「けれどな」
「それが現実なんだ」
「ああ、もうな」
それこそというのだ。
「世の中はそうしたものでもあるんだよ」
「どうしても女の子と一緒にいたいならだね」
「十八歳以上限定でしかも金もいるがな」
「風俗だね」
「そっちに行けばいいんだよ」
どうしてもというならというのだ。
「そうすればいいんだよ」
「そうなんだね」
「ああ、だからお前もな」
「若し一人でもだね」
「別にクリスマスは嫌なものじゃないんだ」
一人でも楽しめる日だというのだ。
「色々楽しみ方があるんだ」
「そうした日ってことだね」
「そのことも覚えておけよ」
「わかってるよ」
「まして日本のクリスマスは自由だ」
このことも言ってきた。
「神様にお祈りしないと、とかないだろ」
「というか一切ないよね」
大抵の日本人にはだ。
「教会に行くとか」
「そうだろ、だからな」
「もう自由にだね」
「楽しんでいいんだよ」
それでいいというのだ。
「本当にな」
「そういうものだね」
「日本酒飲んでもいいしな」
クリスマスはワインでもだ。
「寿司食ってもな」
「それ親父の経験だね」
「一回お姉ちゃん達とな」
やっぱりそうだった、本当に破天荒な親父らしい。
「そうしたこともあったからな」
「いいんだね」
「ああ」
日本のクリスマスはというのだ。
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