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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百九十六話 クリスマス前日その十

「あそこは」
「自然も凄いですね」
「そうだね」
「凄いですね」
「けれどカナダも自然豊かだからね」
 僕はこのことも話した。
「だからね」
「やっぱりカナダは自己主張ですね」
「オーストラリアの様にすれば」
 僕はキートン君に話した。
「多分ね」
「有名になって」
「それでね」
「カナダもメジャー国家ですね」
「そうなって」
 そしてだ。
「太平洋でも世界でもね」
「有名になれますか」
「だからね」
「はい、カナダも自己主張をして」
「目立っていこうね」
「わかりました」
 キートン君は僕の言葉に笑顔で頷いてくれた。
「そうします」
「頑張っていこうね」
「まあ日本も自己主張は」
 国民性としてだ。
「あまりね」
「しない方ですよね」
「控え目だよね」
 日本もだ。
「そのことについては」
「最近少し言ってません?」
「国としてね」
「そうですよね」
「それでもまだね」
 僕の見るところだ。
「アメリカや中国と比べると」
「比べる対象もかなり」
「そうだけれどね」
 やはり比べてしまう、色々と付き合いが深い二国だけに。それに世界を主導する国同士でもあるからだ。
「それでもね」
「比べてですね」
「そう思うよ」
「そうなんですね」
「まだまだだね」
「そうですか」
「それでも目立ってるかな」
 日本の場合はだ。
「自己主張しなくても」
「そう思いますよ、それもかなり」
「かなりなんだ」
「日本は個性が凄いですから」
「独自の文化と歴史かな」
「それがありますので」
 だからだというのだ。
「個性が凄くて」
「目立ってるんだ」
「自己主張しなくて目立てる」
 それはというと。
「凄くいいことですよ」
「そう言われるとね」
「そうですよね」
「うん、その点でも日本は恵まれてるかな」
「絶対にそうですよ。我が国と比べたら」
 カナダと、というのだ。
「かなり」
「やっぱりカナダは目立たないってなるね」
「けれどこれからは絶対に」
「目立つ様にだね」
「努力します」
「頑張ってね」
「そうします、大学卒業したら戻りますし」
 そのカナダにというのだ。「絶対にです」
「カナダをメジャーな国にするんだ」
「目立つ国にします、目立たないことで有名とか」
 ここでキートン君はこんなことを言った。
「日本の漫画の主人公じゃないですか」
「女子中学生の漫画かな」
「はい、レズというか」
「緩いよね」
「ほのぼのしたあの漫画ですけれど」
「その漫画有名だよね」
 僕も読んでいて知っている、アニメ化もしているし絵も奇麗で読んでいると自然と笑顔になる様ないい作品だ。 
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