夢幻水滸伝
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第百八十話 プールサイドの対面その五
「ロシアに変えられたら」
「やっぱりよおさん食べて」
「それで太って」
「頼もしいって言われますか」
「いえ、どうも最近は」
エカチェリーナはそのロシアの事情を話した。
「太っていなくてもです」
「よおなったんですか」
「ロシアでも」
「女の人は痩せていてもええ」
「そうなったんですか」
「はい、それにわたくしは太らない体質の様で」
それでというのだ。
「将来も」
「そうですか」
「それだけ胸にいきますか」
「その見事な胸に」
「そこだけ太りますか」
「というか本当に凄い胸ですね」
雪路もラーメンを食べつつエカチェリーナの胸を見て言った。
「棟梁さんと同じだけ」
「憧れますね」
亜紀もこうしたことを言った。
「本当に」
「そうですね、大きさもさることながら」
「形もよくて」
「本当に」
「いや、普通にお二人共自慢出来ますよ」
麻里佳も言うことだった。
「そこまでだと」
「いや、そう言うあんたもね」
「結構以上やで」
花華と美蓮はその麻里佳の胸を見て述べた。
「水着に収まりきれん感じしてるわ」
「雅ちゃんもそやけどな」
「そう言うあんた達もな」
麻里佳は二人に笑って返した。
「ええやん」
「そこでそう来るか」
「言うな、自分も」
「ほんまのことやしな、しかし二年やとな」
「雅が一番やろか」
エミリーはここで雅の胸を見た。
「そやろか」
「こっちの世界でもあっちの世界でも大きいからな」
エリカも雅の胸を見ていた、そのうえでの言葉だ。
「凄いわ」
「そう言いますがこれはこれで大変なのです」
その雅が困った顔で言ってきた。
「肩が凝って」
「そうだ、私もだ」
日毬も言ってきた。
「肩凝りに悩んでいる」
「それ聞いて私は今激しい怒りを感じたわよ」
褐色の肌に長い黒髪で彫のある面長の顔に高い鼻と細長い眉に切れ長の目、ラクシュミーはそうした顔立ちだった。背は一六〇程で紺のスクール水着で胸は、である。
「本当に」
「そうなのか」
「こうした胸だから」
「しかし実際にだ」
日毬はそのラクシュミーに困った顔で話した。
「私はだ」
「肩が凝るの」
「そうなのだ」
「胸が大きくて。なら私も凝りたいわ」
「言うべきことは別のことではないのか」
ここで言ったのはシータだった、褐色の肌で黒髪は膝のところまでありなびいいている。きりっとした鋭い光を放つ黒い目で唇はピンクだ。先が三つに分かれた眉で背は一六六程であり長い脚と形のいい大きめの胸で水着は赤のワンピースだ。
「水着のことがだ」
「これのことなの」
「そうだ、スクール水着か」
言うのはこのことだった。
「それか」
「おかしいかしら」
「おかしくはないがマニアックだな」
シータはラクシュミーに述べた。
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