仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百四十二話 炎の忍達その十六
「そうしたことは」
「実は美容に一番興味があるし」
「安心しろ、お前はもてねえ」
烈火は月白に冷めた目で述べた。
「ナルシスト過ぎてな」
「そこでそう言うのかい、君は」
「というかお前が周りに女の子いたの見たことねえぜ」
「そういえばないな」
「俺も見たことねえな」
空海も餓紗喰も言うことだった。
「こいつとは長い付き合いだがな」
「俺は最近にしてもな」
「月白は実はもてることに興味はないでござるか」
火車丸は考える顔で述べた。
「若しかして」
「言われてみると」
月白自身も言った。
「そうかも」
「あんた麗の女性陣から人気なかったわよ」
「裏麗からもでしたし」
魅希と綺理斗も言うことだった。
「ナルシスト過ぎて」
「皆引いていたから」
「僕の真価がわからないならいい」
月白は二人に平然として返した。
「それならな」
「やっぱりもてることに興味ねえな」
「俺もそう思った」
ハートは餓紗喰の言葉に頷いた。
「聞いているとな」
「ある意味立派な奴だな」
「自分の道を歩いているな」
「まあ御前がそう思うならいいけれどな」
烈火は月白に今度はこう言った。
「満足しているならな」
「不自由に思ったことないよ」
「そうなんだな、君は」
「はい、女の子にどう思われても」
月白はハートにも応えた。
「いいです」
「あくまで自分か」
「そうです、ですが」
「ですが?」
「嫌いかって言われますと」
「そうでもないか」
「まあ普通に」
それなりにというのだ。
「好きです」
「そうなんだな」
「はい、ですから声をかけてくれる人がいれば」
「付き合うんだな」
「そのつもりです」
「そうか、じゃあそういう人が出て来ればいいな」
「その時は祝うぜ」
餓紗喰は気さくに笑って述べた。
「お前の幸せにな」
「拙者もでござる」
火車丸も言ってきた。
「その時は」
「宜しくね」
「一緒にいる仲間でござるからな」
「おう、それでロイミュードが出て来たらな」
餓紗喰はその時の話もした。
「宜しく頼むぜ」
「うん、一緒に戦っていこうね」
「そうしような」
「連中は何時出て来るかわからないからな」
泊はそのロイミュード達のことも話した。
「だからな」
「出て来たならですね」
「その時は戦うしかないからこそ」
「訓練は、ですね」
「それこそ実戦みたいな激しいのをな」
「これからもですね」
「やっていこうな」
月白に笑顔で話した。
「その時に備えて」
「わかりました」
「あいつが出てきたら」
スサノオ、彼がというのだ。
「もうな」
「その時はですね」
「倒そうな」
「はい、僕達で」
「そうしていこうな」
こうした話もしてだった、戦士達は今は訓練に励んでいた。そうして何時ロイミュードが出て来てもいい様にしていた。
第四百四十二話 完
2020・10・1
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