夢幻水滸伝
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第百六十話 見られる動きその九
「こうしてな」
「そしてやな」
「そや、満腹になったところで」
セスペデスはエチェニケにさらに話した、勿論エチェニケも食べている。
「それでな」
「寝るな」
「そうするんや」
「ええ展開やな、ここでな」
「ワインもあればやな」
「最高やが」
「戦や」
だからだとだ、セスペデスは笑ってそれはと返した。
「あかんからな」
「それでやな」
「そや」
だからだというのだ。
「それは我慢してな」
「そのうえでやな」
「その分はこれや」
ドヤ顔で牛乳を出した、セスペデスはそのうえで話した。
「牛乳を飲むんや」
「それやな」
「牛乳はまさに栄養の王様や」
「まさに栄養の塊やな」
「そや、しかも飲むとな」
「よく寝れるな」
「それでや、よく寝たい時はな」
そう思う時はというのだ。
「飲むとええ」
「そういうことやな」
「葡萄ジュースを飲むつもりやったが」
リョサがこのジュースを飲むつもりであったのはワインの代用であることは言うまでもない。酒を飲めないのならせめてなのだ。
「僕もそれにするか」
「というかお昼に飲むのはあかん」
クッツェーは昼の飲酒自体を述べた。
「そもそも」
「そこでそう言うのが自分やな」
「けど寝ることはな」
「寝るか」
「そうするわ」
こうリョサに答えた。
「これからな」
「そやな」
「その為にも食べて」
クッツェーも二枚目を食べている、もっと言えばこれは他の面々も同じだ。
「そしてな」
「牛乳も飲むな」
「そうするわ」
まさにというのだ。
「これからな」
「そして休むな」
「そうしたらええ、寝てこそな」
まさにとだ、セスペデスも笑いつつ話した。
「英気を養える、逆にあまり寝んとな」
「あかんな」
「そや」
だからだというのだ。
「それでや」
「拙者もやな」
「寝たらええわ」
「ほなな、というか中南米組はスイッチのオンとオフが上手やな」
「いや、実は下手や」
セスペデスはそこはとだ、ザリガニの顔にある目を少し苦笑いにさせて述べた。
「オフになってな」
「そのままや」
「そや」
そうなるというのだ。
「もうな」
「そうなんか」
「燃えるもんがないと」
それこそというのだ。
「オフになったままでな」
「動かんか」
「そうした風やからな」
「切り替えは下手か」
「そう言うしかないわ」
これがというのだ。
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