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新オズのオジョ

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第三幕その五

「ですから」
「それでだね」
「化けられて」
 そしてというのです。
「どんな姿にもなれます」
「頭に木の葉を置いてね」
「どろんって化けますね」
「見ていて面白いよ」
「そうですよね」
「ちょっと行ってみましょう」
 オズマが言ってきました。
「集落の方にね」
「それじゃあ」
「そう、そしてね」
 それでというのです。
「これからね」
「集落の方に入ってですね」
「狐さん達とお話してみましょう」
「訪問されるんですね」
「そうしていきましょう」
 こう言ってでした。
 オズマは実際に皆と一緒に狐の集落に入りました、するとです。
 狐達はすぐにでした、オズマ達を見ると笑顔で挨拶をしてきました。
「あっ、これはオズマ王女」
「いらしたんですか」
「また急ですね」
「どうしてこちらに」
「ええ、この近くの笹の葉がもうすぐ枯れそうだから」
 それでとです、オズマは微笑んで答えました。
「戻しに来たの」
「ああ、あそこですね」
「お花が咲いていますね」
「若しあのまま放っておきますと」
「笹が枯れますね」
「そうなればパンダさん達が困るから」
 それでというのです。
「あちらに寄るの。あと関羽さんとお会いしてカドリングの中華街にもね」
「行かれますか」
「そうされますか」
「それからも」
「その予定なの」
 こう狐達にお話しました。
「これからはね」
「左様ですか」
「それではですね」
「その途中にですね」
「来られたんですね」
「そうなの、邪魔だったかしら」
 オズマは皆に尋ねました。
「こちらに来て」
「いえいえ、とんでもない」
「折角来てくれたんですから」
「それならです」
「是非です」
「楽しんで下さい」
「それじゃあね」
 オズマは皆に笑顔で応えました、そしてです。
 狐達は皆を招待してそうしてでした。
 村の真ん中の広場に席にテーブルを出してパーティーをはじめました、そこで。
 色々なご馳走を出します、そのご馳走は何かといいますと。
 中華料理でした、豚肉に魚介類、お野菜をふんだんに使った色々な種類の中華料理があります。その中で。
 オジョは家鴨料理を見てこう言いました。
「これは確か」
「北京ダッグだよ」
 狐の中でも一番歳を取っている感じの人が言ってきました。
「そのお料理だよ」
「それも出してくれるんだ」
「わし等は鶏の系列の料理が好きだが」
 その中でもというのです。
「家鴨料理はとりわけでね」
「それで、なんだ」
「このお料理も出したんだ」
 北京ダッグもというのです。
「勿論お肉の方もね」
「確かスープにするんだよね」
「それも出しているよ」
「あっ、確かに」
 見れば湯、中国のスープもあります。 
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