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re:俺の幼馴染は童顔過ぎて同じ歳にはみえない

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青葉、ねね、ほたる編
本編
  二話 俺と幼馴染とふりかえり

 
前書き
オリ主とロリコンビとの出会いとかの話になります。 

 

俺と青葉とねねが美術部に入部してから約1ヶ月くらい過ぎようとしていた。その間に球技大会もあって色々と大変だった、今年の競技はバレーで突き指しないか本当に冷や冷やだった。まぁ、クラスメイトの一人が元バレー部で強豪校に居たらしい、膝の靭帯をやったらしくて選手生命で辞めたらしい。そいつはジャンプサーブとフローターサーブを交互に使うチート野郎のおかげで楽々と勝てた。アイツ、何処かの世界の転生者じゃないのだろうか……俺が言えた事じゃないか。

女子の競技はドッチボールで青葉達の相手は星川達だった。星川達のクラスに何故か日高先生が助っ人に入っていた。日高先生は見た目は青葉達と変わらない年齢だと馬鹿げた事を言っていたから腹抱えて笑っていたら日高先生が俺に向けてボールを投げてきたから避けた。青葉とねね対星川と日高の戦いの結果は引き分けだった、最後に残った青葉と星川がキャッチボールをし始めて時間切れになって終わった。



**********


期末テストも終わり後は夏休みまで適当に過ごしていた。今日の授業は終わって放課後はいつも通りに美術部に来てねねと星川と話をしていた。青葉は職員室に寄ってから来るらしい。

「それでねねっちとあおっちは仲良くなったんだ」

「うん」

ねねは星川にねねと青葉との出会いについて話をしていた。俺も初めて聞いたな二人の出会いの話……。
しかも初めてのおつかいで二人はスイカを買いに行って出会った。そして喧嘩になって八百屋の店主がスイカを半分に切って100円で売ってくれたらしい……そこの店主は凄い太っ腹だな。それとスイカをひと玉をおつかいって随分と大きい物を頼んだな。

「それで須藤くんとねねっちはいつ出会ったの?」

すると星川は俺とねねの出ないについて俺に話を振ってきた。

「ねねと出会ったのは……幼稚園の頃だな。青葉がねねを連れて来たんだ」

「そう言えばそうだったね〜」

ねねは思い出しながらうんうんっと首を縦に振りながらそう言った。

「あの時のねねは人見知りで青葉の背後に隠れて何も言わずに俺の方を見てたな」

「あのねねっちが?」

「あれは仕方ないよ、りくっち怖かったんだから。それにあのねねっちってどういう事ほたるん!!」

ねねはプンプンっと怒りながら星川に言い寄った。
まぁ、星川の気持ちも分からなくはない。

「ごめんねねっち。それでどうやって須藤くんと仲良くなったの?」

「あれは……うーん。あれ、なんでだっけ?」

ねねは考えたが思い出す事は出来なかった。星川はあららっとずっこけていた。
まぁ、ねねの事だから忘れているのだろうと思っていたよ。俺はため息を一つ吐いてから話し出した。

「きっかけかどうか知らないけど、コイツと仲良くなったのは青葉とねねが幼稚園のいじめっ子達に虐められていた時に助けた事だ」

「あぁー、そうだった!!」

ねねは俺が話し終わると思い出したみたいだ。
そしてねねは俺の代わりに話し出した。

「あの時私が虐められているのをあおっちが助けてくれたんだけど、あおっちまでも虐められてしまってその時にりくっちがいじめっ子を倒してくれたの」

「そうだったんだ、須藤くんは昔から優しかったんだね」

「そうでもない、俺もアイツ等から邪魔されてたからストレス発散としてボコボコにしただけだ」

「あぁ〜りくっち照れてる」

するとねねはニヤリっと笑って俺の方を見てきた。
俺はイラッとしてから携帯を取り出した。

「よーしねねちゃん、また被服部に行こうか。可愛い衣装が沢山作ってくれている筈だから」

「ごめんなさい!!」

少し前に被服部に青葉とねねを連れて行き(連行)、この前描いたメイド服の試着会と撮影会が行われた。
それを見てた星川もコスプレをして楽しんでいた。

「私は楽しかったからまた行きたいな」

「ほ、ほたるん!?」

ねねは顔が固まった。星川は結構ノリノリで参加してくれそうだな。まぁ、これはあのロリコンビへの嫌がらせみたいなものだ。

「そう言えばりくっち、あおっちとはどう出会ったの?」

するとねねはフッと思い出したかのように聞いてきた。
あれ、ねねは知らなかったか?まぁ、ねねとの出会いも話したし話しておくか。

「………あれは入園式の時だったな。園長の話が長かったから寝てたら隣に座っている青葉に起こされた……それが青葉との出会いだ」

「そうなんだ。あおっちらしいね」

「青葉と同じクラスになってそれから青葉がよく話しかけてくるようになった。それは何度も何度も何度もな」

俺はため息を吐いた。
本当にしつこかったな。隠れていても何度も探し出して話しかけて来たな。そしてねねと出会った………
それからは青葉をおんぶして山を登ったり、夏休みに展望台に行ったり、目を覚ますと車に乗せられていて遊園地と水族館に連れてかれたりした。
小学生に上がってねねと青葉と勉強に付き合わされたな、青葉と運動会の特訓をしたな。スキー実習ではあのロリコンビが雪だるまになってたっけ。
中学になると俺が描いた漫画の所為で厨二病が全国で大流行したな。そしてねねも厨二病になって痛々しかったな。穴あきの手袋を付けてたな。大雪の時に凍死になりそうな所を青葉に助けられたな。

今思い返せば色々とあり過ぎたな。
俺は遠い目をしながら思い出を振り返った。


「あっ、足音が聞こえてきた。たぶんあおっちだ!」

「よく分かるな。それで何かするのか?」

「うん、隠れて脅かすの」

ねねは笑いながらそう答えた。
うん、相変わらずガキみたいな発想だな。まぁ、ねねだから仕方がないか。そしてねねに言われて俺と星川はそれぞれ違う所に隠れた。

「みんな遅れてごめん……あれ、居ない?」

「…………わぁー!!」

「きゃぁー!!」

そしてねねのイタズラは見事に成功したようだ。
すると俺の頭上に何かが飛んできたからキャッチした。

「なんだこれは?」

飛んできたのは茶色い紙袋で、中には何か暖かい物が入っている。取り敢えず袋を開けて中を確認すると入っていたのはたい焼きだった。

「何故たい焼き?」

そんな事を呟きながらたい焼きを口の中に入れて食べた。うん、美味いな……たぶん購買のたいやきだ。

「あれ、須藤くん何でたい焼きなんか食べてるの?」

「空から落ちてきた。星川も食べるか?」

「えーっと、うん」

そう呟いてから星川恐る恐るたい焼きに手をつけて食べた。星川は嬉しそうな顔をしてたい焼きを食べ続けた。

「それであの二人は何してるんだ?」

「うーん、喧嘩かな?」

「ならいつも通りだな」

「そうだね」

『ねねっちのバカー、ねねっちのせいで無くなったじゃん。これは倍返しして貰うからね!』

『えぇ〜、そんなの合ったのかも分からないんだから返せないよ』

『ちゃんと買ったもん。ほら、購買のレシート!!』

『あおっちが来る前に全部食べたんじゃないの〜』

そして俺と星川はたい焼きを食べながらねねと青葉の喧嘩を眺めた。たぶん青葉が探しているのはこのたい焼きだろうな。……今はロリコンビに話しかけると喧嘩に巻き込まれそうだから待っておこう。


 
 

 
後書き
次は夏休みに入って合宿編になります。
 
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