| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ソードアート・オンライン∼もう一人の英雄∼

作者:狼 アサ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

十話 ボス部屋

 
前書き
 更新遅くなりました。
今さっきSAOWOUの最新話を見た、作者の狼アサです。
一言、感想を言います。
ユージオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ
以上です。
頭おかしくて、すみません。(笑) 

 
進むにつれ、空気が変わって来た。
「……ロア、これって、もしかして…」
いつもと違い、少々緊張している様子のアク。
「あ、う、うん。多分だけど」
僕も多分だけど、あそこ(・・・)が近いのを感じていて、緊張している。
「「……ボス部屋が………近い……!」」
緊張してきて、次第に口数が減ってきた。

ボス部屋の前にやってくると、アクが口を開いた。
「……遅めのお昼とろうか。もう、三時だし」
「うん……そ、そうだね……」
まだ黙ったまま、アクは黙々とストレージからお昼ご飯を取り出す。
「「…………」」
そう言えば何で黙りこくってしまったのだろう。
ボス部屋が近いからって言うどうでもいい話だった気がする。
「……ん」
アクがお昼ご飯を僕に渡してくれる。
流石に沈黙が耐えられなくなって、僕はアクに話しかけることにした。
「「……あ、あの、さ………」」
ピッタリ声が重なった。
僕等はしばし顔を見合わせ、
「「え?」」
とまた声がピッタリ重なった。
「ぷっ」
アクの漏らした声がトリガーとなって
二人で笑いあった。
それから少しして、
「……お昼ご飯、食べよっか」
僕はアクにそう言う。
アクは黙って首を縦に振る。

「いただきます」
「……いただきます」
アクが用意したサンドイッチをペロリとたいらげる。
「……はや」
「そう言うアクも、もう食べ終わっているじゃん」
結局二人揃ってすぐに料理を平らげてしまった。
「……だ、だって…ボス部屋が前にあるし、ロアはもう食べ終わっているし」
アクがごにょごにょと言い訳をする。
こんなアクを見れるのはレアだからにっこり笑ってしまう。
「……~~~っ/////……ボ、ボス部屋、て、偵察!」
恥ずかしくなったのか、アクはボス部屋の前にいそいそと立つ。
「はいはい。あ、転移結晶準備しといて。念のために」
そう言って、僕は自分のポーチから転移結晶を準備する。
アクの方を見ると、もう既に準備している。
目を合わせ、二人で頷き会ってからボス部屋の扉を開ける。
ギギギギギギ……
と古びて錆びたような音がする扉を開け切っても、何も出ない。
「あれ?何もいないね」
「……うん。………い、嫌な予感がする」
「嫌な予感?」
こういう時のアクの予感は的中する。
部屋に入ろうとした右足を引っ込めた―――その瞬間
青い炎が壁に掛けてあるたいまつにボッボッボッとつく。
大きな青い巨体が動き出した。
思わず僕等は一歩下がる。
アクが僕のコートの裾をぎゅっと掴む。
――――青い巨体の固有名詞は《The Gleameyes》
僕たちが突っ立っているのに気付くと轟くような雄たけびを上げ、
僕等に迫って来た。
「……ひっ」
アクが小さく悲鳴を上げた。
僕の方は声にならない恐怖がこみあげていた。
―――これがキリトとアスナが逃げ出していた理由か!
恐怖を紛らわせるためにそんなことを考えた。
「ロ、ロアぁ……」
ふと後ろを振り返ると、アクが我慢の限界とでも言うように涙を少し貯めた目で僕を見る。
「……そろそろ、離脱しようか。アク」
すると、アクはぶんぶんと首を縦に振った。

そうしてボス部屋を後にした僕等だったけど、アクはまだ恐怖が抜けておらず、僕のコートの裾を掴んでいる。
僕も放心状態だから二人でゆっくり歩く。
幸いというべきかモンスターには一回もエンカウントせずにいた。
ただ、軍に出くわした。
軍の中佐のコーバッツとか言う男にマッピングデータを渡せ的なことを言われたけど断ったら、
「……そうか。ではさっさとこの迷宮から出ていくことをお勧めする」
って腹立たしいことを言われた。

「なんだよ、アイツ」
そう僕がぶつくさ言っていると
「……今の人達から、悪い予感がする」
ようやく放心状態から立ち直ったらしいアクが唐突に言った。
「い、今の人達って、軍の事?」
「……うん」
「………………マジか」
「……うん。マジ」
ヤバイ。
もしかしたら軍はたった一部隊でボスに挑むのかもしんない。
僕等は歩いてきた道を敏捷パラメーター全開で走り抜けている。(アクは僕に気を使って全力じゃないけど)
リザードマンやデモニッシュ・サーバメントなどと出くわしながらも走った。
「あぁぁぁぁぁ…………」
―――前方から悲鳴が聞こえた。
 
 

 
後書き
ロア・アク「「喋ることがない」」
狼「そうですか」
狼「僕は、単語で喋ってみたいと思います」
ロア「単語じゃなくて、敬語で話してみたら?」
狼「そうですね。そうしてみます」
アク「……なんかいい気味」
狼「そうですか」
ロア「なんかむかつく」
狼「すみません」
狼・心の中(あ、なんか、これでコーナー最後まで行ける)
ロア「もう狼は敬語キャラで良くない?」
狼「そうでs……って、おい!」
アク「……はい、敬語じゃないから、罰ゲーム」
ロア「ちょっと痛みに耐えてね~(スッ」←剣を取り出す音
狼「まって!誘導したのそっちじゃん!ねぇ!」

 狼の運命は!?(笑)


感想、メッセージ等、待ってまーす! 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧