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おぢばにおかえり

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第五十九話 先輩と神戸でその十九

「今日は」
「そうよね」
「それじゃあ今から」
「食べ放題ですね」
「そうしましょう」
「あとドリンクは」 
 お酒以外の飲みものはといいますと」
「プラス三百円でフリードリンクです」
「それもいいわね」
「そうですね、じゃあ予算ギリギリになりますけれど」
「飲みものも必要よね」
「水分も摂らないといけないですし」
 今思うと私も先輩も今日は水分を摂っていません、私はお家を出る時にお茶を一杯飲んだきりでした。
 それで、です。私は先輩に言いました。
「それじゃあフリードリンクで」
「そちらも注文してね」
「飲むこともしましょう」
「是非ね」
 こうして食べ放題とフリードリンクを注文しました、そうして私達はお店のものを食べることになりましたが。
 担々麺に炒飯、点心とかを頼んでから私は先輩に言いました。
「炭水化物と炭水化物ですね」
「麺類と炒飯だとね」
「これって関西だけみたいですね」
「そうみたいね、他の国でもね」
 先輩は八宝菜を食べながら私に応えてくれました。
「ラーメン定食とかないわよ」
「餃子定食もですよね」
「中国でもね」
 中華料理のこの国でもです。
「そうみたいよ」
「それで関東でもお好み焼き定食は」
「ないわよ」
「そうみたいですね」
「本当に関西だけで」
 このことは私はずっと知りませんでした、関東の方から来た娘と高校でお話をしてから知ったことです。 
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