夢幻水滸伝
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第百四十一話 敵影発見その十
日本軍は戦闘配置につきそのうえで先に進んだ、勿論そこには例の四人もいた。四人は今回は綾乃の傍にいた。
そしてだった、雅美は仲間達にこんなことを言った。
「さて、お仕事やな」
「またな」
「いや、お仕事は嫌やわ」
「ずっと遊んでいたいわ」
「うちは今お昼寝したいわ」
雅美は自分のしたいことを素直に述べた。
「お布団に入ってな」
「ええな、お昼からぐっすり寝て」
紗枝は雅美のその話に乗って言った。
「休みたいな」
「そやろ、お昼寝最高やろ」
「遊びと一緒にな」
「お昼に寝て夜も寝る」
「これ最高やな」
「ほんまにな」
「朝寝朝酒朝風呂」
この三つの言葉を出したのは由香だった。
「それもええな」
「それは贅沢過ぎるで」
雅美は由香の言葉にこう突っ込みを入れた。
「幾ら何でも」
「そやろか」
「確かにええけどな」
雅美も朝寝朝酒朝風呂にはこう述べた。
「確かに」
「そやろ、そやからな」
「それしたいんやな」
「戦終わったら」
その時にというのだ。
「盛大にな」
「朝寝朝酒朝風呂を楽しむんやな」
「朝遅くまで寝て」
まずはこれだった。
「そしてな」
「朝から飲むんやな」
「それでお風呂に入る」
「それって何か」
瑠璃子は楽しそうに話す由香に言った。
「普通に旅館ちゃう?」
「ああ、旅行で行った時やな」
「それちゃう?」
「そう言われるとそやな」
由香も否定せずに答えた。
「言われてみれば」
「そやな」
「ほな温泉か」
「温泉行くんかいな」
「そうしよか、そしてな」
そのうえでとだ、由香は瑠璃子にも話した。
「ゆっくりとな」
「羽根を伸ばすんやな」
「そうしよか」
実際にと言うのだった。
「その時は」
「ええな」
「四人で行って」
紗枝も楽しそうに言った。
「楽しもうか」
「戦が終わったら」
「何か死亡フラグやけど」
由香は今の会話自体に笑って話した。
「それもまたよしってことで」
「死ぬのは誰か」
「私等かいな」
「ははは、ほなそのフラグ折ろか」
「そうしよか」
「全く、何をお話しているかと思えば」
太宰はその四人に話した。
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