八条学園騒動記
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第五百七十二話 アイスのことその十一
「私はわかりません」
「妖精は怖くないのね」
「あれ位では」
とてもというのだ。
「別に」
「まあそれはね」
「連合でもですね」
「妖精の何が怖いのか」
フォルスタッフが恐れることから言う。
「魂を抜かれるなぞ」
「あれはね」
「当時のイングランドではですね」
イギリスともいう、この時代スコットランドとウェールズはそれぞれの国として存在しているがこの国名即ち連合王国の名前は健在だ、当然ユニオンジャックもだ。
「そうだったということで」
「だからね」
それでとだ、レミはセーラに話した。
「フォルスタッフ卿にしてみればね」
「怖かったのですね」
「そうでしょ」
「そういうことですか」
「ええ、それでだけれど」
レミは話題を変えた。
「アイスはセーラがなのね」
「用意させてもらいます」
セーラはあらためて答えた。
「そうさせて頂きます」
「それじゃあそういうことで」
「そちらはお任せ下さい」
「それじゃあね」
「是非共」
こう言ってだ、そしてだった。
喫茶店の方の用意も進められた、二年S1組は喫茶店の方の用意も順調に進めていっていた。
アイスのこと 完
2020・5・16
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