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夢幻水滸伝

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第百四十話 波高しその十

「そやな」
「武者小路君達の話ですと群馬や栃木も」
「茨木もな」
「充分な都会ですが」
「アメリカの田舎と比べたらな」
「かなりのものだと思いますが」
 関東で田舎とされるこうした県達もというのだ。
「まことに」
「そやな」
「千葉県にしても球団がありますし」
「ロッテな」
「随分と応援が熱いチームです」
 マリーンズサポーターである、千葉ロッテマリーンズというチームはマリンスタジアムの潮風と彼等熱狂的なファンが支えているのだ。
「そうしたチームもありますしね」
「神奈川にはベイスターズあるし」
 エミリーはこのチームの名前を出した。
「まあ東京にもスワローズあるけど」
「はい、他の関東の県もです」
「そんな、な」
「秘境だの何だのと言われるところではないかと」
「そやな」
「秘境っていえばな」
 ホーソーンがそれだと言うところは何処かというと。
「やっぱりこの世界でもアマゾンやな」
「もうあの地域は」
 まさにとだ、ルイスも話した。
「この世界でも秘境ですね」
「秘境の中の秘境でな」
「アレンカールさんもあの地域にはあまり人を送られていないとか」
「あの人でもな」
 エミリーも話した。
「あそこはあえて置いてるな」
「探検隊は送っても」
「自然は自然ってことでな」
「置いておかれていますね」
「懸命な判断やな」
「そうですね、自然環境の保護も」
 それもというのだ。
「政の一つですから」
「それでやね」
「どういった場所であるかということの把握も必要ですが」
「下手に進出してな」
「環境を破壊することは」 
 このことはというのだ。
「結局は自分達を追い詰めます」
「人をな」
「ですから」
 それでというのだ。
「アレンカールさんがアマゾンに進出されず環境保護に努めておられることは」
「ええことやな」
「そう思います、過度な環境意識もよくないですが」
 極端に走るとよくないというのだ。
「ですが」
「それでもやな」
「はい、ですが」
 それでもというのだ。
「普通の環境保護政策はです」
「ええことやな」
「そう思います、アレンカールさんは一見軽いですが」
 そしてお姐であると言われている、実際に彼はそうした風である。
「内にあるものはしっかりしておられて」
「それでやな」
「はい、政もです」
「それでやな」
「善政を敷かれてもいます」
 しっかりとした政も行なっているというのだ。
「それも見事な」
「それで中南米もアフリカもかなりええ感じやな」
 エミリーもこう述べた。
「そやな」
「その様ですね」
「そやねんな」
「やっぱりちゃんとした政や」
 ホーソーンもこう言った。 
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