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FAIRY TAIL 明治と江戸を渡った人斬り

作者:ワンオク
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蓮と妖精達との出会い
  新しい仲間

 
前書き
天狼島編終了!やっとギルドへ…  

 
―天狼島


気絶から目覚めたナツ達に襲い掛かられるという一幕もあったが、エルザが4人を沈めたことにより事無きを得た。蓮は剣心と共に過ごした神谷薫を思い出していた。

「しっかし、レンは強いよな~。ギルドに着いたらまた勝負してくれよ!」

「それはいいけどさ、お前の怪我が直ってからの方がいいんじゃないのか?」

「こんなのすぐ治るさ!俺の炎とレンの炎どっちが強いか勝負しようぜ…ってか腹減ったからレンの炎食わせてくれよ!」

「はっ?炎を…食わせる?」

蓮の頭は混乱していた。ハッピーとルーシィが教えてくれる。

「ナツは火の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)で、ナツは火を食べて自分のエネルギーにしちゃうんだ。」

「ここには滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)は4人いてね、ウェンディが空気、ガジルが鉄、ラクサスが雷を食べることができるの。ラクサス以外はドラゴンに教わったらしいけど…」

「つまりあいつらはドラゴンの力が使えるという事か?」

「そいゆう事。」

「悪いなナツ、俺は炎の力は持ってないし、俺は逆刃刀と俺の愛用の刀しか持ってないんだよ。」

「えーーーー!そりゃあないだろ!」

するとエルザはナツを静めた。

そしてメイビスは妖精の尻尾(フェアリーテイル)と蓮を見送り出す。

「さあ長々と申し訳ありません。捜索組の皆も待ちくたびれているでしょう。あなた達の家…ギルドにお帰りなさい。」

「はい…初代、ガキどもの命を救ってくださったこと誠に感謝いたします。ではギルドに戻るぞい。」

「「「「「「オーーーー!!」」」」」」

妖精の尻尾(フェアリーテイル)と蓮は船に乗り込み、天狼島を後にする。

すると蓮はエルザに話し掛けられた。

「レン、聞きたい事があるが。」

「何だよエルザ?」

「お前、料理出来るのか?」

「一応作れるが、それがどうした?」

「ならスイーツ作れるのか!?」

「スイーツ?」

「ケーキの事だ。」

「エルザさん…でも気になりますね。どんなものなんでしょうか?」

「ウェンディ…あんたまで…」

「ああケーキか、悪いなエルザ。俺はケーキは作れないが、明治、江戸時代からある和食や和菓子と呼ばれるいわゆる和のスイーツなら何でも作れるんだ。」

そう言った蓮は妖精の尻尾(フェアリーテイル)に蓮が作った和食と和菓子を見せる。

「うわぁ!ミラ姉おいしそうだよ!」

「そうね。待ってレン!自分で作れるの!?」

(おとこ)の料理!?」

「ああ…昔、俺が世話になった居候の家が和食と和菓子が作れる家だったから俺も料理ぐらいはやらないとなって思って自信がついたんだ。」

「鉄はねえのか?」

「雷は?」

「あるわけないだろ‥俺は別の世界から来た人間だし、鉄や雷の食べ物なんか知らない。」

「チッ!」

「舌打ち!…ってカナ!なぜ抱きついてくる必要があるんだよ!?」

「だってぇ、しばらく禁酒してたし…早くおいしいお酒が飲みたいんだもん。」

「分かった!分かったから一度離れろよ!ん、何か凄い殺気がする…」

「カナにつく悪い虫は粉々に…」

「落ち着けギルダーツ!」

「なあ炎くれよ~。」

「うるせえよ、クソ炎。」

「何だと変態野郎!」

「どこが変態だ!」

「グレイ様服~!」


「行ってしまいましたか・・・ふふっ、にぎやかなギルドですね。懐かしい顔を見たからかしら、昔を思い出します。レン、この先の戦い貴方の力が勝利の鍵となり、決して無茶はしないように妖精の尻尾(フェアリーテイル)の皆さんを頼ってくださいね・・・」

メイビスはやがて来るであろう戦いを思いながら、悲しそうな笑みを浮かべる。霧谷抜刀斎と妖精達の未来をいつまでも案じていた… 
 

 
後書き
大魔闘演舞編の前に数話日常のオリジナルを入れます。 
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