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八条学園騒動記

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第五百六十七話 喫茶店の服その五

「有り得ない服よ」
「今じゃ絶対にないわね」
「そうしたお店とか創作でないとね」
「確かにね」
「メイド服はまだまだね」 
 レミは今度はこの服の話に戻した。
「ぎりぎりありだけれど」
「ブルマ喫茶とかだったら」
「くノ一喫茶でもね」
 こちらもというのだ。
「私怒ってたわ」
「それでやらないってなってたわね」
「確実にね」
「まあそれは出なかったから」
 最初からだとだ、ベンも話す。
「安心してね」
「女の子全員で却下するしね」
「もうそれ風俗だから」
 その域に達しているというのだ。
「そんな喫茶店あったら」
「だからよね」
「男の子の方も言わないのね」
「言わないよ、常識でわかるから」
 それこそというのだ。
「その辺りは」
「文化祭で風俗店はしないわね」 
 ウェンディもこう言った。
「流石に」
「誰もしないよね」
「相当おかしな漫画でないとね」
 ウェンディはベンにこう返した。
「流石に」
「そうした漫画はあるけれどね」
「ああした漫画って。ゲームや小説でもね」
 媒体はともかく創作ではというのだ。
「そんなのないわよって設定と展開あるから」
「だからね」
「そうしたこともあるのね」
「うん、けれどね」
 それでもとだ、ベンはウェンディに答えた。
「ここは現実だからね」
「現実じゃないわね」
「有り得ないよ」
 それはというのだ。
「流石に」
「そうよね」
「だから流石にね」
「そうしたメイド喫茶とかブルマ喫茶とかくノ一喫茶はね」
「ないから、本当に」
 現実ではとだ、マルティはまた言った。
「安心してね。というか普通に考えて」
「ないわね」
「さっきからお話してる通りにね」
 レミもウェンディもそのことは認めた。
「実際にね」
「有り得ないことよ」
「現実はそうしたものだよ。というかね」 
 ベンはあらためて言った。
「本当にくノ一の服は実際はなかっただろうね」
「絶対に忍者のあの装束でしょ」
 レミはクールな目で述べた。
「そうでしょ」
「うん、間違いなくね」
「それが一番安全だし」
「目立たないしね」
「忍者って目立ったら駄目でしょ」
「絶対にね」
 ベンもその通りだと答える。
「何があってもね」
「そもそもスパイよね」
 ウェンディも言ってきた。
「忍者って」
「それ日本人がいつも言うね」 
 言うまでもなく忍者の国である、尚この忍者の起源であるが韓国はこの時代でも自分達が起源だと言っている。 
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