仮面ライダー　エターナルインフィニティ

「ライダーの人達も」
「そうだ、世界によってな」
「色々で」
「ゼクトも妙なことになっている世界もある」
「皆さんの組織も」
「そうだ、俺達の世界のゼクト以上にな」
　そうしたこともあるというのだ。
「だからだ」
「世界は無限にあって」
「同じ人間や組織でもな」
「世界によってですね」
「違っていたりする」
「だから魂が同じでも」
「全く違っている人間だったりする」
　田所はナカジマにも話した。
「それが様々な世界だ」
「そういうことですね」
「そしてその世界の中をな」
「私達は巡っているんですね」
「そのうちのほんの一部をな」
「私達の巡っている世界は無数の世界のほんの一部」
　あかりは考える顔で述べた。
「そうですね」
「そうだ、数での単位で考えるのも馬鹿馬鹿しいまでの数の世界の中のな」
「まさにですね」
「俺達はほんの少しだけを巡っている」
「そう考えると」
「小さいものだな」
「私達人間は」
　あかりは深く考える顔で述べた。
「本当にそうですね」
「そうだな、だがその人間がな」
「スサノオ、神様にですね」
「戦ってな」
　そしてというのだ。
「勝つ」
「そうなりますね」
「これまでそうしてきたしこの世界でもな」
「勝ちますね」
「そうだ」
　田所はあかりに強い声で答えた。
「必ずな」
「どれだけ激しい戦いになるか想像も出来ないけれど」
　それでもとだ、ももも言ってきた。
「やるからには」
「勝つしかないな」
「そうですよね」
「その意気でないとな」
　田所はももにも答えた。
「もうだ」
「勝てないですね」
「何があってもだ」
「勝つと思って」
「そしてだ」
　そのうえでというのだ。
「訓練をして準備を整えてな」
「戦いに入って」
「最後の最後まで戦ってだ」
「勝つことですね」
「だからだ」
「この意気ですね」
「どんな戦いでも勝つと思うことだ」
　まさにというのだ。
「それが大事だ」
「それじゃあ」
「君達も頼むぞ」
「わかりました」
　ももは田所の言葉に頷いた、そうして他の世界の戦士達と共に訓練を行った。その訓練の時にだった。
　ももは美晴の召喚した彼女の分身と手合わせをしてから言った。
「そうした動きもあるのね」
「はい、驚かれましたか」
「ただ素早いだけじゃなくて」
　それに加えてというのだ。
「トリッキーな動きも加わっていて」
「はい、スサノオが出してくる怪人や種族はどれも手強いですよね」
　美晴はこのことから話した。
「しかも癖があって」
「だからなのね」
「私達もです」
　つまり戦う方もというのだ。