インフィニット・ストラトス《もう一つの第零世代型IS》
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第49話零のぶつかり合い
先程織斑先生から連絡を受け一夏達の方へ向かう聖成とシャルル
彼らの前には信じられない光景が繰り広げられていた
聖成「あれが…白騎士…」
そこにいたのはかつて日本に向けて発射されたミサイルをたった一機で全て撃破したという世界で一番最初に姿を現したIS
零騎士と同じ第零世代方IS【白騎士】が京都上空に存在していた
箒「一夏!目を覚ませ!」
聖成「報告通り…、あれは一夏なのか…」
シャルル「そのようだね…、どうする?」
聖成達がその場に来る数分前、そこには織斑マドカとの戦闘の際何かしらのリミッターが外れ本来白式で抑えてあるはずの白騎士のデータが復元され今に至る
聖成「決まってんだろ?あいつを元に戻す」
シャルル「そういうと思った」
聖成は全速力で白騎士の方へ向かった
聖成「おうらぁぁ!」
シャル「聖成!?」
聖成「よっ、さっき織斑先生に連絡もらって全速力できた」
空「今の状況は一応わかってるってことか」
聖成「おうよ」
???「私と、同じ力の、資格を持つ者」
聖成「まさか…白騎士の意思が表に出ているのか…」
白騎士「いかにも、力ある者よ、私に挑むがいい」
白騎士が割り込んできた聖成が装着している零騎士がどういうものかを判断したらしくそれでなお挑戦してくるよう発言した
聖成「お前ら、こっからちょっと手を出さないでもらえるか?」
箒「なに?それはどういうことだ?」
鈴「そうよ!私達だって一夏を取り戻したいのよ!?」
聖成「だがお前らで白騎士に勝てるのか?」
鈴「それは…」
セシリア「聖成さんなら…、勝てるというのですか?」
聖成「分からん、五分五分ってところだ。なんせこいつと同じだからな」
鈴「ならなおさら!」
聖成「でも、あいつと同じ条件なら分からん」
シャル「同じ条件?それってどういうこと?」
聖成は訳のわからないことを言い始めた
たしかに聖成のIS零騎士は第零世代型でありぶつかり合っても勝てるからわからない
なら白騎士と同じ条件とは一体どういうのかなのか…
その答えに1番最初にたどり着けたのは…
ラウラ「まさか、お前もISの意思とやらに体を授けるのか?」
聖成「ご名答、そういうこった」
シャルル「えっ?やり方とかわかるの?」
聖成「わからん!でもやってみないとわからない!」
空「お前って時々大雑把なところあるよな…」
聖成「それは作者も同じでしょう?(メタァ…」
やめんか!?
シャル「聖成、そうやってまた自分を傷つけて無茶するつもり?」
シャルロットからの疑問、これはいつも彼自身ほぼ自己犠牲のように突っ込むところがある
最初の無人機襲来にしかり、学園祭での武神鎧武にしかり、ワールドパージのシャルロットの時にしかり聖成自信が傷ついて他人を守っている
聖成「シャル、今回は大丈夫だ…。すぐに帰ってくる」
聖成はシャルロットの頭を撫でながらそういい
シャル「また大きな傷作ってきたら許さないからね…」
聖成「おうよ!」
聖成はシャルロットに笑顔で返事をするとその場から離れた
するとバイザーを展開し
聖成「零騎士、テメェに体を貸してやる。だから大事な幼馴染を救ってくれ…」
誰も聞こえないところで聖成初めて助けを求めた
それも自分が開発したISに
聖成はそこで意識を失った
???「全く人使い、いやIS使いの悪い主人だこと…」
白騎士「お前は、なんだ?」
バイザー越しでもわかるほど変わった雰囲気
零騎士「なんだとは失礼な…お前と同じISだよ」
そして一夏と同じでISの意思が表に出てきた
つまりここにいるのは零騎士ということになる
零騎士「一回やってみたかったんだよな…、同じ零世代型同士の戦いをな」
白騎士「面白い、さぁ、かかってきなさい」
零騎士「言われなくてもな!」
零騎士は持ってる刀で白騎士に急接近した
零騎士「おらっ!」
刀を振り下ろしたが白騎士もそう易々と食らうわけでもなく、同じく刀で防ぐ
しかし2機ぶつかり合いはとてつもなく強力なもので振動波を生み出していた
白騎士は高く跳びその後を零騎士が追いかけた
零騎士「逃すかよ!」
ドラグーンを飛ばし多方面からの集中攻撃をする
しかし流石の白騎士、ドラグーンの攻撃を見事に全て避け今度は零騎士に急接近し左手の雪羅で零騎士に一太刀いれた
零騎士「ぐっ!」
白騎士「あなたの実力は、こんな物ではない。私は知っている、あの時見せた力を」
白騎士はおそらく福音戦での【解放】のことを言っているのであろう
零騎士「あれは奥の手なんでね出し惜しむわけよ、かわりにこれなら出せるがな!」
零騎士がトランザムを使い白騎士とタイマンをはった
だがそれでも白騎士は零騎士に追いつけているのである
さすが世界で最初のISというべきなのだろうか
だが零騎士もまだ発動したいものが1つあるそれは…
零騎士「よし、これならどうだよ!?」
零騎士が白騎士に一太刀入れようとしたところはじかれてしまったが白騎士が振り上げた右腕を零騎士が掴みそこから氷が発生した
つまり先ほどまでは零騎士は【絶対零度】を発動していなかったのであるが発動させ身動きを取れなくするのであった
零騎士「ついでにこれでもくらいな!」
さらには空中に氷塊を生み出し、それを蹴り飛ばし白騎士にあてる
白騎士はそれを弾き飛ばした
2機の激しい戦闘に…
鈴「何よあれ…」
箒「これが本当のIS同士のぶつかり合い…」
空「そういう事になるな…。しかも互いに零世代…、その力は計り知れた物ではないな…」
専用気持ちは目の前の光景をただただ見守ることしかできなかった
白騎士単機をこの人数で圧倒できずにいたのに今の零騎士は互角に渡り合えていることを考えるとその力の差は歴然としている
その戦闘ももうそろそろ終わりを迎えようとしている
零騎士「そろそろ終いにするぞ」
白騎士「えぇ、そうね」
2機は互いに睨み合い、そして動作時に動き出した
先に攻撃したのはまさかの白騎士であった、先ほどまでは大抵後から攻撃していたのになぜか今回は先手必勝ということなのだろうか
その攻撃は、当たるはずだったが…
なんとトランザムを発動させている零騎士がその場で消えてしまい攻撃が当たらなかった
白騎士「なに?」
零騎士「後ろだよ!」
緑位の粒子が白騎士の後ろに集まり零騎士がその場に現れた
これはガンダム00本編で刹那がトランザムライザーで攻撃されそうになったとき、粒子化をして攻撃を避けた事があり恐らく同じことを零騎士は行ったのであろう
零騎士は白騎士の背中に思いっきり手を当て氷を張り身動きを取れなくした
零騎士「おらよっ!これでもくらいな!」
ウイングのプラズマ砲と腰のレールガンを展開し、超電磁火縄銃を持ちフルバーストを行なった
爆発が起き、その場から白騎士から白式に戻りその場から落ちていったが零騎士が全速力で受け止めた
零騎士「ふぅー…間一髪。それじゃぁ主人、戻すからな」
零騎士も体を本来の持ち主である聖成に返し、聖成もそこで意識を取り戻した
聖成「んっ…?終わったのか…」
シャル「聖成〜!」
シャルロットが聖成目掛けて飛んできた
聖成は一夏をどうしようあと考えあたふたしてると首もとに手をかけられ抱きつかれた
シャル「お疲れ様、それとお帰り」
聖成「あ、あぁ〜…ただいま」
後書き
白騎士が再臨してから数時間が経過したがしかし少女たちは苦労したか何不満を感じ一夏に何か罪滅ぼしをしろと要求するのであったが果たして一夏がとった手段とは
次回第50話風呂風呂パニック
次回もあっ、痛って!、よろしくあっ、痛って!お前ら作者でワニワニパニックすな!
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