| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

八条学園騒動記

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五百五十話 最終ステージ突入その六

「別にね」
「それはどうしてかしら」
「だってそのゲーム鬼の様に難しいのに」 
 それでもというのだ。
「普通にね」
「遊んでるから」
「そう、本当にね」
「だからなの」
「それだと簡単なゲームも」
 これといってというのだ。
「さくさく進むでしょ」
「リプレイみたいにね」
 エイミーもプレイを観て話した、見れば第七ステージのボスもあっさりとノーダメージで倒してしまっている
「それこそ」
「というかこのゲーム長くない?」
 ベスは第七ステージが終わり次のステージに向かう前の得点の計算を観て言った。
「一面一面が」
「ええ、このゲーム結構長いのよ」
 ジョーはベスのその疑問に答えた。
「一面一面がね」
「やっぱりそうよね」
「それでね、ステージの数もね」
 それもというのだ。
「多いし」
「難しいし長いの」
「難しくて短いじゃなくて」
「長いのね」
「だから余計にね」 
 その長さの分というのだ。
「難易度も高くなってるの」
「そうなのね」
「だから鬼ゲーって言われてるの」
 このこともあってというのだ。
「それでなの」
「成程ね」
「だから攻略雑誌とかでもね」
 この時代もこうした雑誌は存在している、むしろネットとはまた違った魅力を出すことに成功していて一つのジャンルになっている。
「ゲーム史上屈指の難易度とまで書かれていたのよ」
「そこまでだったの」
「まあそう書かれるゲーム結構あるけれど」
「実はそうなの」
「それでもそこまで書かれたことは事実で」
 それでというのだ。
「やっぱりサクサクとはね」
「進めるゲームじゃないのね」
「本来はね」
「つまりメグお姉ちゃんは」
「かなりセンスあって」
「勉強もしてるのね」
「ゲームってね」
 エイミーがここで言うことはというと。
「一回クリアしたらね」
「そのゲームにかなり慣れるわね」
「そう言うけれどね」
「実際そうよ」
 その通りだとだ、ジョーはエイミーに答えた。
「クリアしたら」
「最初から最後までやったら」
「どれだけコンテニューしてもね」
「最後までクリアしたらなのね」
「かなり慣れるわよ」
 そのゲームにそうなるというのだ。
「だからね」
「そのゲームを上手になりたいなら」
「まずはクリアね」
「何度ゲームオーバーになっても」
「そうしたらね」
 それでというのだ。
「上達してるわよ」
「そうなのね」
「格闘ゲームなら」
 このゲームの場合はというと。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧