八条学園騒動記
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第五百五十話 最終ステージ突入その五
「私も」
「それじゃあ今度買ってみる?」
「お金がある時ね」
「じゃあね」
「今度買うわ」
そのお金が入った時にというのだ。
「そうするわ」
「じゃあ私はね」
「ベスお姉ちゃんは?」
「スーパーマリオ255買って」
このゲームをというのだ。
「それでね」
「遊ぶのね」
「そうするわ」
妹に笑顔で話した。
「今度ね」
「それもいいわね」
「やっぱり面白いゲームだとね」
「買ってやりたくなるわよね」
「そうなのよね、ただね」
「ただ?」
「これは何っていうゲームも」
所謂クソゲーである、こうしたゲームも存在しているのだ。
「面白いのよね」
「そうなの」
「それを楽しむ人もいるし」
「あえてそうしたゲームを買って遊んで」
「そうしてね」
「そういえば私のクラスでもそんなことお話してたわ」
実際にとだ、ここでこう言ったエイミーだった。
「そうしたゲームをあえてね」
「買って」
「そして遊んで」
そうしてというのだ。
「楽しんでるのよ」
「そうしたゲームもそれはそれでね」
「楽しくて」
それでというのだ。
「やってるのね」
「それが趣味の人もいるのよ」
「あとあれよね」
ジョーも妹達の会話に入って来た。
「お姉ちゃんみたいに難しいゲームにあえてチャレンジして」
「そしてなのね」
「今みたいにプレイして楽しむ人もいるのね」
「それをクリアー出来たらね」
「面白いっていうのね」
「達成感があって」
「そう、多分お姉ちゃんもね」
今そうしたゲームをプレイしている彼女もというのだ。
「そうした人よ」
「私は別に」
相変わらず画面を見たままだった、メグは妹達に応えた。プレイは相変わらず順調でノーダメージで進んでいる。
「そうしたつもりはね」
「ないの」
「面白いゲームなら」
それならというのだ。
「遊ぶわ」
「それだけなの」
「別にね」
「難しいゲームだからこそ遊ぶ」
「そうした考えはないわ」
「面白いゲームならなのね」
「するだけで」
あくまでそうした考えでというのだ、
「所謂簡単なゲームでもね」
「遊ぶのね」
「それだけよ」
「そうなの、けれど」
それでもとだ、ここでジョーは姉に言った。
「お姉ちゃんだと簡単なゲームも難しいゲームも」
「別にっていうの」
「関係ないんじゃ」
難易度は問題ないというのだ。
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