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八条学園騒動記

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第五百五十話 最終ステージ突入その二

「全二五五ステージクリアで真エンディングに行ける」
「そうしたマリオもあるのね」
「そうみたいよ」
 ジョーはベスに答えた。
「国によってはね」
「私達も遊べるわよね」
「連合だからね」
 同じ国にいるからだとだ、ジョーは自分から見て上の妹に微笑んで答えた。
「出来るわよ」
「そうよね」
「面白そうなゲームね」
 そのスーパーマリオ255というゲームはというのだ。
「あのシリーズ普通に面白いしね」
「もう最初からよね」
「そうそう、何でも二十世紀に最初の作品が出て来た時から」
 ファミコンのスーパーマリオがというのだ。
「完成されていたそうよ」
「最初からなのね」
「ゲームとしてね」
「それでなのね」
「あのシリーズはどの作品もね」
「普通に面白いのね」
「どの国のどのメーカーが制作してもね」
 例え何処の誰が制作してもというのだ。
「最初から完成しているから」
「完成ってのが凄いわね」
「ええ、ただそれでいてね」
 最初の作品の時点で完成されていつつというのだ。
「アレンジしやすいから」
「そうね、作品によって色々よね」
「ゲームの原型は同じでもね」
 左から右に進むスクロール型のアクションゲームだ、ステージによっては上にも下にも行くことが出来る。
「敵も常連は絶対に出てるけれど」
「茸とか亀とか」
「その亀の何種類かもね」
 普通の亀に羽根を持つもの、ヘルメットのものに背中がトゲのものに雲で空を飛ぶものは常に出ている。
「出ているけれど」
「それでいてね」
「他の敵もね」
「色々出ていて」
「ボスもね」
 敵のこれもというのだ。
「ラスボスは決まってるけれど」
「あの大王ね」
「けれどね」
「アレンジもしやすくて」
「そのアレンジも色々しても」
 そうしてもというのだ。
「合うからね」
「だからいいのね」
「お餅みたいね」
 エイミーは微笑んでこんなことを言った。
「あのシリーズは」
「お餅?」
「お餅ってそれだけ食べても美味しいけれど」 
 もち米をついて作るそれはとだ、エイミーはベスに話した。実はエイミーの大好物の一つでもある。
「お醤油かけてもきな粉かけても美味しいわよね」
「小豆と一緒に食べてもね」
「他のお料理に入れてもいいじゃない」
「お鍋とかおうどんとか」
「お好み焼きにもね」
「だからそう言うのね」
「そう、あのシリーズはね」
 まさにというのだ。
「お餅みたいよね」
「そう言われると」
「そうでしょ」
「ええ」
 確かにとだ、ベスは妹の言葉に頷いた。 
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